私の隣の席のアイツは国民的アイドルグループのセンターで、現代の天使と呼ばれています2

心配なんです ページ15

家に着くと、玄関先で龍が待っていた



龍 「おかえり．．．ってAちゃん！？
　 どうしたの！？」


天 「龍、うるさい」


龍はAを心配して言ってくれたのだろうけど、なんだかイライラしてしまって冷たい態度をとってしまった


Aを肩に抱き寄せゆっくりと歩いていく



リビングに着くとソファに座らせ、僕もその隣に座った


天 「まず、どこか痛いところはある？」


貴 「腕…と肩…」


小さな声で震えながら言うA


天 「ちょっと見せて」


というと、右腕のそでをまくり痛々しい包帯の後とアザがみえた


天 「何処が痛い？」


なるべく優しく、心の傷を抉らないように


痛いのは、包帯を巻いているところみたいだ


天 「ごめんね、包帯とるよ？」

包帯をとると、そこには青っぽく変色したアザと切り傷が


見てるこっちも痛々しいと思える


楽 「お前っ…！その傷……」


龍 「アザが……」


天 「楽、龍。湿布と新しい包帯
それと保冷剤もってきて」


そういうと少し動揺したように返事をし、席を立つ2人


天 「肩の方も見るよ？」


肩を見てみると、男に掴まれたのだろう少しアザが出来ていた


天 「A…ごめんね、守ってあげられなくて…」


と言うと、Aは少し驚いて


貴 「…！！
天は悪くないよ……！ｹﾎｯ
迎えに来てくれて嬉しかった！」


天 「……！
A、その咳…」


空咳だが、なんだか陸の咳に似ている


最近は咳のみの喘息も増えていると言うから心配だ


貴 「風邪引いたかな……」


天 「明日にでも病院行こうか」


貴 「…！天と？」


明日は…確か午前だけ仕事か…


天 「明日の午後なら空いてる。
それでも良い？」


貴 「うん…！」

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