天才は今日も音を彩る2【アイナナ】 (ページ6)

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53話ページ6

貴方side

様々な問題を抱えながらも、IDOLiSH7の冠番組は、ついに放送開始を迎えた。

番組のテーマ曲は、一織くんをセンターに据えた新曲。

新曲の公開も同時期に始まった。

スタッフ「それでは、本番用意お願いします」

一「わかりました」

大「イチ、緊張してないか？お前がセンターになってから、初めての生放送だ」

一「彼と一緒にしないでください」

陸「ちょ…、どういう意味だよ！」

一「そのまま、言葉の通りですけど？」

陸「ムカつくなぁ。でも、まぁ、一織のおかげで、助けられてるんだもんな。緊張しないで頑張って！」

一「だから、してないって言ってるでしょ」

「うん、一織くんも、陸くんも大丈夫そうだね」

紡「そうですね！」

そして、この日がきた。

一織くんにセンターチェンジしてメディア初露出の日だ。

どうか………。

どうか、新しいIDOLiSH7の形が、みんなに受け入れられますように＿＿＿＿＿＿＿＿。

下岡「続いてのゲスト、IDOLiSH7の登場です！」

観客「きゃぁぁぁ…っ！…………ええええ！？」

お客さんの反応は思った通り…でも……

下岡「今回歌っていただく新曲！なんと、センターが一織くんなんだよね」

一「ええ、よろしくお願いします。初めての試みで、緊張しているので、どうぞ、お手柔らかに」

下岡「あはは、落ち着いて見えるけどね。陸くんの感想はどう？」

陸「いつも、オレがセンターの時は、一織に色々叱られていたので、今回はオレがアドバイス出来たらって！」

下岡「そう言ってるけど、一織くんは？」

一「もちろん、大歓迎ですよ。有意義なアドバイスならね」

陸「ちょっと、どういう意味…」

一「冗談ですよ。今回も素敵な曲なので、早く皆さんに聴いていただきたいです」

下岡「それじゃぁ、センターを和泉一織くんにチェンジして心機一転のIDOLiSH7！曲は『Perfection Gimmick』！それでは、どうぞ！」