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…
その日から部活終わりに毎日衛輔が来るようになった。
『そんな毎日しんどいでしょ…？1週間に何回かだけでいいから、ね？』
「しんどくないし逆に会わない方がしんどい。｣
そんな嬉しい言葉に反論もできず結局いつも来てもらってしまっている。
そしてたまに
「お、A元気か？」
「Aりんご持ってきたけど食べる？」
黒尾や研磨も来てくれるようになった。
衛輔によるとこいつらのお陰で俺の目も覚めたとかどーとか。
そして
「A大丈夫！？」
「Aがいなくて学校寂しいんだからねっ」
クラスのみんなが来てくれるようになった。
伝えてないのになんで！？て思ってたら衛輔と黒尾が"ごめんごめん、つい"って言ってしまったらしい。
けどそのおかげでずっと会いたかったクラスの子達にも会えた。
ちゃんと自分の心のうちも話せた。
…病気にかかってずっと早くいなくなりたい、最後には自ら命をたとうとするくらい生きることを諦めていた。
でも今はもう違う。
ちゃんと向き合って話したらみんなちゃんとそばにいてくれる。ちゃんと私が生きる意味がある。
前を向くことが出来たんだ。
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新作です↓
羽根の折れた女神【及川徹】
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/r3104tomat2/
少しお知らせ等も含まれておりますので読んでくださるとありがたいですm(_ _)m
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作者名：とまと | 作成日時：2017年1月9日 19時
