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…
朝が来て
薬を投与して
吐き気でまともに食事も取れない
そんな日々が続いてた。
今、何月何日で何曜日なのかもわからない。自分が入院してどのくらい経ったかもわからない。
毎日お母さんやお父さんが来てくれてる。それだけでも嬉しいけど、ふとした瞬間…衛輔や黒尾…クラスのみんなやバレー部の同級生や後輩達が頭に浮かぶ。
みんなに会いたい。
けど、会えない。
まず病気にかかってるなんてことみんなに言ってもない。いや、知られたくない。
話したらみんな離れていくような気がして。
衛輔に話したら離れていったようにみんな…
嗚呼…なんだか、生きる意味見失った気がするな…
ここは6階。
落ちれば…
私はベッドからそっと立ち上がり窓際まで歩み寄った。
…
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作者名:とまと | 作成日時:2017年1月9日 19時