第21話 ページ24
トントン「わかった、わかったって、そんなに引っ張らんといてや」
ついたのは医療室…男の子はドアを開くようにドアノブを指差したので俺はドアノブを捻って押した。
男の子が走っていた方向を見ると、そこにはベッドに座っている2人と、寝ている3人がいた。
鬱「あ、書記長や」
ロボロ「ほんまや、A、起きてー」
A「うーん、どうしたの…って書記長！？」
全員大小の傷を負っているようで、包帯がところどころに巻かれていた。しかし、皆元気そうで、どこかホッとする。
トントン「おかえり…その傷どうしたん！？」
鬱「ああ、地下水路を抜けた後にグルッペンの罠がな」
ロボロ「せや、マンホールに出待ちされててん。Aが地下水路をよく知ってたから先頭だったんだよな」
A「そうですね、鬱先生の部下様を背負っていたので、逃げるのが大変でした。」
鬱「Aがサバイバルナイフ一本で怪我人背負いながらバッタバッタ兵士を倒してたのはすごかったで。」
ロボロ「グルッペンが直接来たんは驚いたけどな」
なんて3人で盛り上がっているのを俺はただぼーっとしてみていると、Aは俺を見て微笑んだ。
A「どうしたんですか、書記長」
トントン「いや…お前ら怪我してんのに元気すぎやろ…」
ロボロ「やりきった感…まあ、達成感ってのがあるからかなぁ…テンションが上がってんねん」
鬱「ふふ、ロボロは昨日あんなに疲れてたのにな」
ロボロ「うるせぇ！大先生も疲れてたやろ！」
A「帰ってきた安心感もありますしね」
トントン「なるほど…？まあ、お前らが元気そうで何よりだわ。敵本部まで行ったんやから犠牲が出てしまうかと思った…」
鬱「ほんまやな。今頃多分グルちゃん怒っとると思うで？
だって何の成果もなかったんやからな」
大先生は楽しそうに言ってから、顔を険しくした。
鬱「トントン、ここからが正念場やんな？」
トントン「ああ、あいつは奥の手を隠し持っているタイプやからな…」
ロボロ「情報処理班でもその辺は調べてるんやけど、なかなかしっぽを出さへんのよな」
俺達がその話をしていると、Aはなにかを考えるように自分の手を見ていた。
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R2KD(プロフ) - お菊さん» コメントありがとうございます！楽しんでもらえて嬉しい限りです！ご精読ありがとうございました！ (2019年7月29日 18時) (
レス) id: d53d7e484c (このIDを非表示/違反報告)
お菊(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても楽しく読まさせて頂きました！お疲れ様でした(*^^*) (2019年7月28日 10時) (レス) id: 713a645346 (このIDを非表示/違反報告)
R2KD(プロフ) - Верныйさん» コメントありがとうございます！細かいご感想をいただき至極の極みです…前線指揮は一番力を注いだところでもあるので、注目してもらえてとても嬉しいです！ (2019年7月23日 19時) (レス) id: d53d7e484c (このIDを非表示/違反報告)
Верный(プロフ) - 戦闘描写、特に主人公の前線指揮がかっこよくて好きです。あとあとセリフ回しがとても上手くて大好きです。これからも応援しています、素晴らしい作品をありがとうございます。 (2019年7月16日 21時) (レス) id: 982a621621 (このIDを非表示/違反報告)
R2KD(プロフ) - かなとさん» ご報告ありがとうございます！！ (2019年7月14日 19時) (レス) id: d53d7e484c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：R2KD | 作成日時：2019年7月14日 18時
