第1話 ページ3
A「はぁ〜、こんなもんかな」
ここは戦場の最前線である。
時代は1940年、gr国の領土拡張とスパイの大量潜入を許したため戦況は悪化、tn現書記長が俺の背後…といってもここからでは見えないが、本部にて各部に指令を出したりしている。
という私はここtn国の陸軍大臣「A」である。
俺は、性別不明という体質から親に捨てられ、現在の書記長に拾われた。
この体質のおかげか、戦闘能力が高いと判断され、陸軍大臣でありながら戦場の最前線についている。
今日のスコアは約37900。つまり私だけで約3師団分の戦力を削ったのである。
もちろん、これは俺だけの努力などではなく、多くの戦死していった戦友［とも］のお陰でもある。
A「第一次攻撃隊は後退！第二次攻撃隊！前進せよ！」
無線に向かって鋭い声を浴びせる。無線は小さく振動をしながらも向こうまでその声を届け、二軍は動きを開始する。
その動きはまさに精鋭部隊の名にふさわしく、無駄のない動きで今だに感動を覚える。
しかし、やはりその間に相手も態勢を立て直し再び突破の姿勢を見せる。
当たり前だ。勝利はまだ目の前にあり、敵は未だに降伏していないのだから。
と、頭上を重たげな音を立てながら戦闘機が隊列をなして向こうへ飛んで行く。
先頭は航空部隊隊長であり幹部の一人「ショッピ」。
彼は機械の扱いに長けており、特に戦闘機での格闘は訓練の時に目にしたが、まるで空飛ぶ鷹のようだったのを覚えている。
gr国の方も戦闘機が隊をなして飛んでくる…
確か向こうの航空部隊隊長は敵幹部の一人「コネシマ」であったと聞いたことがある。
刹那、両機体が交差、戦闘が行われる。
空中戦の最中は、同士討ちを避けるためお互いに様子を伺うことしかできない。
「ゾム」率いる敵遠距離攻撃隊もいるが、そちらは「鬱大先生」が率いる遠距離攻撃隊が対処しているため目の前の敵にだけ集中する。
爆発音が止み、こちらの残った戦闘機だけが後退を開始する…
制空権の確保だ。
しかし、双方全力でぶつかったため制空権はお互いにないに等しい。
俺はそれを合図に無線に向かって鋭く叫んだ。
A「全軍前進せよ！！！！」
オオオオオー！！！！！！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
R2KD(プロフ) - お菊さん» コメントありがとうございます！楽しんでもらえて嬉しい限りです！ご精読ありがとうございました！ (2019年7月29日 18時) (
レス) id: d53d7e484c (このIDを非表示/違反報告)
お菊(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても楽しく読まさせて頂きました！お疲れ様でした(*^^*) (2019年7月28日 10時) (レス) id: 713a645346 (このIDを非表示/違反報告)
R2KD(プロフ) - Верныйさん» コメントありがとうございます！細かいご感想をいただき至極の極みです…前線指揮は一番力を注いだところでもあるので、注目してもらえてとても嬉しいです！ (2019年7月23日 19時) (レス) id: d53d7e484c (このIDを非表示/違反報告)
Верный(プロフ) - 戦闘描写、特に主人公の前線指揮がかっこよくて好きです。あとあとセリフ回しがとても上手くて大好きです。これからも応援しています、素晴らしい作品をありがとうございます。 (2019年7月16日 21時) (レス) id: 982a621621 (このIDを非表示/違反報告)
R2KD(プロフ) - かなとさん» ご報告ありがとうございます！！ (2019年7月14日 19時) (レス) id: d53d7e484c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：R2KD | 作成日時：2019年7月14日 18時
