第17話 ページ19
その間に鬱先生が追いつき、SKARを近距離で連射した。
コネシマ「くそっ！大先生！二対一は卑怯やろうが！」
鬱「うるせえ心無いシマ！Aばっか狙って弱いものいじめは楽しいか！？」
コネシマ「二撃で潰せる方を先に潰すのは当たり前やろうが！」
俺は後ろを軽く振り向いて感謝の意を示す合図を送ると、一瞬だけ鬱先生がこちらに視線を送ってきてくれた。
俺はそのまま走っていった。
俺だって身体能力は他の人より高い。
幹部クラスはバケモノ級であるが、俺はその一段階下あたりだろう。
それからしばらくして、鬱先生が言った通り森から抜けた。しかしまだ敵領土内のため走り続けた。
走り続けていると、一瞬モスキート音がした。小さい音であるが、普通はこんな音はしない。
確かこのイヤホンを渡された時にロボロから説明があった気がする…
ーーーー過去
ロボロ「ええか、このモスキート音がしたら仲間が500m以内に居るって合図や。」
A「え、じゃあいつも鳴っているんですか？」
ロボロ「ああ、すまん。このモスキート音はこの黒いやつ…そう、1番上のスイッチを長押しした時に発信するんや。」
A「なるほど、受信は自動なんですね」
ロボロ「せや、まああんまり使う機会はないやろうけどな」
ーーーー
そうだ。仲間が近くにいるのだ。
だとしたら昨日鬱先生が言ってた撤退した2人の可能性が高いだろう。
でも、500m以内なんて幅が広すぎる。
大体モスキート音なんて老兵士になるにつれて聞こえづらくなるのだからかなり利便性が疑われる。
取り敢えず、モスキート音のするあたりまで帰り、周りを見渡す。
廃れた町で、人の姿は無かった。
俺はそこで大声を出した。
A「tn国陸軍大臣Aであります！鬱先生の部下様方、どこにいるのですか！？」
その声に反応したように近くの家の二階のドアが開き、遠距離部隊の紋章をつけた兵士が姿を現した。
「よかった、Aさんか！こいつが動けなくなっちまって、俺も左腕を撃たれたから身動きが取れなかったんだ！」
A「了解しました！俺がその方を背負うので今すぐ移動しましょう！」
「移動するって言っても、国境には敵軍がいるんだぞ？」
A「地下水路を経由します！国境には川が流れているので、地下水路は通じてあるはずです！」
「なるほど、嬢ちゃんの言う通りだ。それなら早く移動しよう。こいつも危うい。」
A「了解しました！」
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R2KD(プロフ) - お菊さん» コメントありがとうございます！楽しんでもらえて嬉しい限りです！ご精読ありがとうございました！ (2019年7月29日 18時) (
レス) id: d53d7e484c (このIDを非表示/違反報告)
お菊(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても楽しく読まさせて頂きました！お疲れ様でした(*^^*) (2019年7月28日 10時) (レス) id: 713a645346 (このIDを非表示/違反報告)
R2KD(プロフ) - Верныйさん» コメントありがとうございます！細かいご感想をいただき至極の極みです…前線指揮は一番力を注いだところでもあるので、注目してもらえてとても嬉しいです！ (2019年7月23日 19時) (レス) id: d53d7e484c (このIDを非表示/違反報告)
Верный(プロフ) - 戦闘描写、特に主人公の前線指揮がかっこよくて好きです。あとあとセリフ回しがとても上手くて大好きです。これからも応援しています、素晴らしい作品をありがとうございます。 (2019年7月16日 21時) (レス) id: 982a621621 (このIDを非表示/違反報告)
R2KD(プロフ) - かなとさん» ご報告ありがとうございます！！ (2019年7月14日 19時) (レス) id: d53d7e484c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：R2KD | 作成日時：2019年7月14日 18時
