FAKE or REAL 2

EP2-49 ページ49

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広臣 --やっぱり送ってこうか？
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ラッキーなことに今日の仕事は夕方からスタジオのみだったから
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ただただ話して笑って、無駄に引っ付いて、触れたくなったら触れて……
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そんな風に楽しくて穏やかな時間を過ごした。
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あっという間にタイムリミット。
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A --大丈夫。
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広臣 --じゃあホテルまで。
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A --ダメだってば、てかしつこい。
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広臣 --……へい。
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いよいよ、帰り支度を始めたAを見てたら名残惜しさが強まる一方で…
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つい、何度も同じ食い下がっちゃう。
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昼間だし、二人だし。
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コイツが頷かないのはわかってる。
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だけどやっと会えたのに、もう離れなきゃなんない現実がどうしても辛い。
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幾らなんでも、時間が足りなさ過ぎだよ。
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A --ふぅ……よしっ！どう？可愛い？笑
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広臣 --ふふ、ん。おいで。
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きっとコイツもそう思ってる。
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いや絶対同じ気持ちだ。
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なのに、やっぱり笑顔……
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俺がしょんぼりしてどうする。
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