PRINCESS IS BACK ３

EP3-23 ページ23

広臣 --はぁ、、なんか疲れた笑

A --ちょっと笑い過ぎたね？笑

広臣 --ふふっ、だね？笑









30オーバー二人で
くすぐり大会をした結果
大笑いしながら
抱き合って終わるという
よくわからない展開を迎えた。

傍から見たら
凄く、馬鹿げてるんだろうけど
俺の心は充電満タンって感じ♡









A --あれ？なんか斜めってる？
広臣、ごめん。取ってもらってもいい？

広臣 --ん。よいしょっ。









指を絡めて
リビングに戻る廊下に出ると
壁に並んだ沢山の額の内
一つだけ少し、斜めっていた。

背伸びをして外すと
確かに少しだけ裏のネジが緩んでた。

それを確認すると
ホッとしたような顔をして
大切そうに両手で抱えたAは、こう言った。

『落ちなくてよかったぁ。
薔薇に傷がついたら、絶対泣いちゃってた。』









広臣 --ふっ、ありがとう♡笑

A --え？それは私のセリフだよ？
届かなかったもん。助かりました！ありがとう♡

広臣 --ふっ、、ん。どういたしまして♡ちゅっ









この薔薇達は
もう、何年も前の物なのに
全てがまだ
綺麗な状態を保ってる。









広臣 --2年程度って言われたのに
まだ全然余裕そうだね？

A --うんっ！皆、頑張ってくれてるの♡

広臣 --ふっ、コイツらが？Aがじゃなくて？笑

A --うんっ！もちろんそうだよっ♡
私は、大したことしてあげれてないもん。ねぇ〜？









本人はこんな事言ってるけど
俺は、ちゃんと知ってる。

生花をブリザードにした場合
どうすれば
長く綺麗な状態を保てるのかを調べ
その通りに、手入れをしている事を。

それも
凄く幸せそうな笑顔を
浮かべながら。


その姿を見る度に
俺は、いつも思う。









広臣 --お前と結婚出来て、ほんっとに幸せ♡

A --それも私のセリフだよっ♡

広臣 --ふふっ、、はいはい♡ちゅっ

EP3-24→←EP3-22

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す