検索窓
今日:3 hit、昨日:42 hit、合計:88,275 hit

47 ページ48

目を開けると白い天井が見えた

少し頭を動かすと、点滴が自分の腕につながっている

助かったのか、、

生きてるのか、、

ハムちゃんや成川はどうなっただろう

死んでるなんてことはないと思うけど、、

しばらくぼーっとしているとドアが開いた


「Aちゃん!?!?」

そう言って目の前まで走ってきたのは

『伊吹、、』

「Aちゃん。良かった、良かった」

伊吹はすごく涙声で私を抱きしめた

『泣いてんの?』

私の問いに伊吹は

「泣いてねぇ!」

そう言って私から離れ肩を掴んで私の目を見つめた。

「Aちゃん」

とても真剣な顔で私を呼ぶもんだから私も背筋が伸びた。

「Aちゃんに聞きたいことが沢山ある。でもね、これだけは言いたいの。」

『なに』

「生きててくれてよかった」

そう言った伊吹はもう一度私を抱きしめた。



パンッ!

いい音が伊吹の頭から鳴って慌てて伊吹の肩に埋めてた顔を上げる

そこに居たのは

『志摩さん、、』

「Aちゃん、目が覚めてよかった。医者は呼んだか?」

『いえ、呼んでないですね』

「呼べ」

『はい』

私と志摩さんが会話をしていると、

「志摩!!!叩くことないだろ!?!?Aちゃんの無事を喜んでたのに!」

そう言って志摩さんに伊吹が突っかかった。

「医者も呼ばずに抱きつくな。」

そう軽く伊吹をあしらう志摩さん

久しぶりに見たその光景がとても暖かくて気づいたら私の目から涙がこぼれ落ちた。

その涙を見てギョッとして伊吹と志摩さんが私を見てくる

「Aちゃん!?!?どこか痛い?大丈夫?」

「悪い、言い方強かったか?」

『なんか、胸がギュッてなって、あれ、なんで泣いてるんだろ、、止まらな、、』

「擦っちゃダメ。腫れちゃうよ」

目を擦る私の手を握ってくる伊吹。


私は結局医者が来るまでずっと泣いていた。

48→←46



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (151 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
382人がお気に入り
設定タグ:MIU404 , 桔梗ゆづる , 伊吹藍
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 更新とても楽しみです! (2022年5月13日 16時) (レス) id: 90baa67192 (このIDを非表示/違反報告)
春光 - スゴイ好きな物語です🎶 続き楽しみに待っています (2022年4月10日 9時) (レス) @page48 id: 51abf968eb (このIDを非表示/違反報告)
ぱんだ(プロフ) - stitchlove0626さん» ありがとうございます! (2022年3月15日 9時) (レス) id: bf1c864e79 (このIDを非表示/違反報告)
stitchlove0626(プロフ) - 更新楽しみに待ってます! (2022年3月15日 6時) (レス) id: e98833aaa0 (このIDを非表示/違反報告)
ぱんだ(プロフ) - namiさん» ありがとうございます!更新がんばります! (2021年11月30日 0時) (レス) id: bf1c864e79 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぱんだ | 作成日時:2021年1月18日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。