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ドアの前で一旦深呼吸をする。
意を決してドアを開けた瞬間響き渡る父親の怒号。
近づいてくる大きな足音。
__殴られる__
そう思って目を閉じた時
「私の"モノ"を傷つけないでくれますか。」
どこか冷たく淡々とした声が聞こえ、父親が謝る声が聞こえた。
恐る恐る目を開けると、目の前には男の人。
男の人は私の前までズカズカと歩いてくると、
「君は今日から私の"モノ"だよ。」
そう言って私の頭を撫でた。
その後振り返り、胸ポケットから分厚い茶封筒を取り出し、父親に渡した。
父親かその中身を確認した時に見えた札束。
父親は満足そうに笑い、男に頭を下げた。
______
そう、私はこの男に売られたのだ。
______
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空(プロフ) - 更新とても楽しみです! (2022年5月13日 16時) (レス) id: 90baa67192 (このIDを非表示/違反報告)
春光 - スゴイ好きな物語です🎶 続き楽しみに待っています (2022年4月10日 9時) (レス) @page48 id: 51abf968eb (このIDを非表示/違反報告)
ぱんだ(プロフ) - stitchlove0626さん» ありがとうございます! (2022年3月15日 9時) (レス) id: bf1c864e79 (このIDを非表示/違反報告)
stitchlove0626(プロフ) - 更新楽しみに待ってます! (2022年3月15日 6時) (レス) id: e98833aaa0 (このIDを非表示/違反報告)
ぱんだ(プロフ) - namiさん» ありがとうございます!更新がんばります! (2021年11月30日 0時) (レス) id: bf1c864e79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱんだ | 作成日時:2021年1月18日 23時