9-親友 ページ9
あれから、目が覚めると朝になっていて、ジミン君の姿はなく、使ったハズのグラス類はキレイに片付いていた。
あれ、全部夢だった？と思ったけれど「きょうはひるまでしごとです。だからかえります。おわったらまたきます」とメッセージが届いていた。
ん？今日は仕事だから帰る……ん？もしかして泊まっていった？
よく分からないけど、なんか展開が早すぎてついて行けない。ん？そもそもついていく必要ある？
ｶﾅ「A、あなた相当混乱してるのね」
年上の親友、香菜ちゃんに相談すればおっとりとした口調で「ホントにAは危なっかしいわよね」とため息をつかれた。
ｶﾅ「聞いてみたらいいんじゃないの？私のことどう思ってるのかって」
「いや、それで友達って言われたら気不味いもん」
ｶﾅ「まぁまぁ。なんとなく、分かるけど。モジモジされても鬱陶しいから早く聞きなさいね」
口調はおっとりでも言うことは辛口だ。
ｶﾅ「お酒で潰れても手を出さなかったあたり、誠実さは感じるし、話を聞く限り人としては合格だと思うけど。Aの気持ちはどうなのかしら？」
「……好意はある。でもこれが恋愛感情なのかただ慣れないスキンシップにドキドキさせられてるだけなのかはよく分かんない」
そもそも出会って間もないし。間違いなく良い人だとは思うけど。
「見た目もダンスもカッコ良かったから、外見だけなら完全に好みだけど」
ｶﾅ「ああ。今までの彼氏は皆年上だったものね。しかも全員余裕がある如何にも大人って雰囲気の」
そう、その通りだった。
ｶﾅ「まぁ、アレコレ考えずに自然と答えが出るのを待つっていうのもありかしらね。そのジミン君とやらがしっかりアピールしてくれる可能性もあるし、そうしたらその時に考えてもいいものね」
ポンポンと頭を撫でられウルウルしてしまう。
ｶﾅ「泣かないでちょうだいね。鬱陶しいから」
ほんと、辛口。
この時の私は、本当に何も分かっていなかった。彼がどんな人で何をしているのか、それを知ってさえいれば悩むべき事柄はもっと他に大量にあったのに。
後に私は香菜ちゃんに大量の毒を吐かれることになる。
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まぁちゃん(プロフ) - とても楽しく読ませてもらってます！更新頑張ってください！いたジミナの仕事がわかるのかな？知ったヌナはどんな反応するんだろうと、ワクワクしてます！更新頑張ってください！！ (2019年12月8日 21時) (
レス) id: c9fb7178cf (このIDを非表示/違反報告)
ぽち(プロフ) - 初コメ失礼します☆オススメから作品を拝見ささていただきました^ ^丁寧に お話が進んでいくのと��ヌナ設定��が とても好きです☆この先の展開が とっても楽しみです☆更新 頑張ってください(*^▽^*) (2019年12月1日 8時) (レス) id: f642a86e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつの | 作成日時：2019年11月19日 14時
