7-気づけば ページ7
「どうしたの？約束明日じゃなかった？」
JM「いつでも来ていいって、言いました」
「あ、うん。言ったね」
言ったわ。あれ？そういう日本語ってもしかしてストレートに受け取られるのかな。
いや、全然来てくれていいんだけど。
JM「それから、会いたくなったです」
ズッキュン。
はにかんで言われたその言葉は私の心臓狙い撃ち。
「うん、えっと、おかえりなさい」
とりあえず寒いから中に促すと、ジミン君は嬉しそうに、そしてナチュラルに私の両手の荷物を奪ってくれた。
可愛い上に紳士！これは、ヤバイなぁ。
キッチンに買ってきたものを置いてもらって、手洗いを促す。その間に私はキッチンで手を洗って、買ってきた食材をテキパキ冷蔵庫へしまった。
ケトルに水を入れて、沸くまでに今度は食器類を梱包から出して食洗機に突っ込む。
JM「てつだいます」
「いいよ、お客様なんだから座ってて」
JM「ヌナ、僕が手伝うしたいです」
笑顔で言われれば否とは言えない。
結局、ジミン君は歌を口ずさみながら梱包を剥がすのを担当してくれた。
JM「これ、買いましたですか？」
「え、あ、うん。家、安物の食器しかないから、お客さんが来るなら必要かなと思って」
JM「僕？やすもの？ひつよー？」
まったく通じなかったのでアプリで見せた。
JM「とても嬉しいです。グラスとマグカップは僕が買います」
「え？いや、他の人が来たときにも使うだろうからそんなに気にしなくていいよ」
スマホに打ち込み見せると、ジミン君は大きくため息をついて肩を落とした。
けれどすぐに顔を上げて、私と目が合うと困ったように微笑んだ。
JM「僕とヌナ専用のを買います。今度一緒に出掛けましょう」
そう書かれたスマホをやさーしく目の前に突きつけられて私は頷くしかなかった。
お腹は空いているかと聞くとそうだと答えたので、その後は二人でキッチンに立って晩ごはんを作った。と言っても魚を焼いてご飯とわかめスープ、市販のキムチときんぴらゴボウという和食なのか韓国よりなのか分からないメニューになった。
二人でテレビを見ながら食卓を囲んで笑い合って食べた。ちなみにテレビに映っていたのは音楽番組だった。それ以外だと言葉の壁問題により二人で楽しめない。
食べ終わって、片付けも二人で並んでやった。食後のお茶を入れてソファに並んで座ったところでふと気がついた。
あれ、なんかこれ恋人同士みたいじゃない？
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まぁちゃん(プロフ) - とても楽しく読ませてもらってます！更新頑張ってください！いたジミナの仕事がわかるのかな？知ったヌナはどんな反応するんだろうと、ワクワクしてます！更新頑張ってください！！ (2019年12月8日 21時) (
レス) id: c9fb7178cf (このIDを非表示/違反報告)
ぽち(プロフ) - 初コメ失礼します☆オススメから作品を拝見ささていただきました^ ^丁寧に お話が進んでいくのと��ヌナ設定��が とても好きです☆この先の展開が とっても楽しみです☆更新 頑張ってください(*^▽^*) (2019年12月1日 8時) (レス) id: f642a86e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつの | 作成日時：2019年11月19日 14時
