46-意図不明 ページ46
JM『今日、韓国に居たんだね。ジニヒョンが会ったて』
『うん。あの辺りに新店出すことになった』
無難な返事を送って、肩の力を抜いた。どうして韓国に来たことを言わなかったのかと、責められなくて良かったという気持ちと寂しい気持ちが混ざってる。
もういいんだ。やめよう。頭を振ってジミンのことを追い出して、代わりに仕事の資料に目を通す。
予算内に収める為には、何処か妥協するかなんとか工夫して改装金額を抑える必要がある。
忙しいのも本当だもん。
実は今回の韓国出張、期間はあと5日残っている。今までは日帰りか数日だったけれど、今回の案件が山場を迎えつつあるので暫くは韓国漬けなのだ。
JM『忙しいって聞いたけど、会えない？』
ピロン、と音を鳴らして表示されたメッセージに目を瞬いた。そして反射的に返信する。
『ごめん。ちょっと難しい』
ジミンのお誘いをこんなふうに断るの、初めてかも。
そういえば、私って元々仕事に関しては追われるくらい抱えたいタイプだし、前は早くても10時頃までは残業してたよなぁ。
ジミンと会ってからは無闇に抱え込まないで周りを上手く巻き込むことを覚えたけど。お陰でジミンが来日中は定時上がりしてたし。
私、本当にジミンが好きなんだなぁ、
今までの彼氏の時は、デートでも仕事優先してた気がする。
そもそも相手のために何か努力したことあったっけ？
無いな！思い当たらない！
ーーPrrrrrrr.
鳴り出したスマホに思考を戻されハッとする。
画面には「ジミン」の文字。
「もしもし？」
JM『もしもし。A？今いい？』
『うん』
久々の声にドキッとする。こんなに声低かったっけ？
JM『ご飯だけでも一緒にどう？』
態々そのために電話をかけてきたのかと不思議になり「うん？」と口から声が出ると。
JM『良かった。それじゃあ今から住所送るから、タクシー乗って運転手にそれ見せてくれる？』
『え？』
勝手に肯定の意味で捉えられていて困惑する。嘗てジミンがこんなに強引に話を進めたこと、あったっけ？
なんだかいつもと違う彼に戸惑っていると電話は切られ、代わりに住所が送られてきた。
JM『ここに着いたら連絡して』
韓国語で書かれたほとんど読めない住所を見て、どうしよう、と口から漏れた。
ジミンの考えてることが全く分かんない。もしかして早く別れ話がしたいとか？
一先ず準備をしようと、スーツケースを開けた。
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まぁちゃん(プロフ) - とても楽しく読ませてもらってます！更新頑張ってください！いたジミナの仕事がわかるのかな？知ったヌナはどんな反応するんだろうと、ワクワクしてます！更新頑張ってください！！ (2019年12月8日 21時) (
レス) id: c9fb7178cf (このIDを非表示/違反報告)
ぽち(プロフ) - 初コメ失礼します☆オススメから作品を拝見ささていただきました^ ^丁寧に お話が進んでいくのと��ヌナ設定��が とても好きです☆この先の展開が とっても楽しみです☆更新 頑張ってください(*^▽^*) (2019年12月1日 8時) (レス) id: f642a86e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつの | 作成日時：2019年11月19日 14時
