42-ポッシブル！ ページ42
次のお店で落ち着いたブルーグレーのお皿を何点か購入し、その次のお店でお揃いのマグカップを購入した。
目的を達成したのでカフェで休憩しようと通りを歩いているところで、同じ人物にずっとつけられていることにジミンが気づいた。
相手は大学生くらいの女の子2人だった。
私たちは車通りのある通りまで早足で向かった。するとその女性たちもスピードを上げて追いかけてくる。
怖い。
そう思いながらも、運よくすぐにタクシーを拾えて、すぐに乗り込んで出発してもらう。
私の住所を告げると、ジミンが横から「遠回りしてください」と付け足した。
JM『できれば高速を通ってもらって。お金はかかっていいから。信号を何度か連続で曲がってもらって、細い道も通って。その後高速でここから離れてからAのマンションに向かってもらって』
私は動揺しつつも、タクシーの運転手にそれを翻訳して伝えた。「スパイみたいだなぁ」と笑うタクシー運転手に少し安堵していると、ジミンのスマホが鳴った。
JM「ヨボセヨ。あー。ネ。アラッソヨ」
電話を切ったジミンは今度はスマホを操作してTwitterのような画面を開く。そして無言で何かを調べていた。
10分ほどたったところで、大きなため息をついてスマホから目を離したジミン。
「どうしたの？」
尋ねると、ジミンは少し申し訳なさそうに「僕のこと、ツイートされてて」と言った。見せられた画面には、日本人のツイートに対してリツイートしている韓国人のユーザーの画面が表示されていた。
元のツイートを見ると「〇〇通りでジミンらしき人を見た！」というものだった。慌てて自分のスマホで類似の投稿がないか調べると、他にも似たツイートがあった。
JM『Aのことは書かれていないから、良かったよ』
そう言って笑うジミンに愕然とした。
確かに、私のことが載っていないのはよかった。もしこれで女連れだったなんて書かれたら、熱愛報道なんてものになっていたかもしれない。
けど、これってそういうことだけじゃないよね。
ジミンのプライベートが晒されている。今回は「〇〇通りに居た」だけだったけど、もっと細かいことことを書かれていた可能性だってあった。
考えるだけでゾッとする。
それなのに、ジミンはこれだけでよかったと笑っている。
彼にとってこれは日常なんだ。
そう思ったら、芸能人というものが怖くなった。
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まぁちゃん(プロフ) - とても楽しく読ませてもらってます！更新頑張ってください！いたジミナの仕事がわかるのかな？知ったヌナはどんな反応するんだろうと、ワクワクしてます！更新頑張ってください！！ (2019年12月8日 21時) (
レス) id: c9fb7178cf (このIDを非表示/違反報告)
ぽち(プロフ) - 初コメ失礼します☆オススメから作品を拝見ささていただきました^ ^丁寧に お話が進んでいくのと��ヌナ設定��が とても好きです☆この先の展開が とっても楽しみです☆更新 頑張ってください(*^▽^*) (2019年12月1日 8時) (レス) id: f642a86e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつの | 作成日時：2019年11月19日 14時
