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待ち合わせのカフェに着くとジミンは既に個室で待っていた。10分前に来たのに！
ベージュのトレーナーに白いパンツ。耳には長めのピアスが揺れている。カッコイイ。誰よこれ。本当に私の彼氏か。
ジミンは私を見るとほんの一瞬、残念そうな顔をして、その後すぐに笑顔で「可愛い。Aの私服新鮮。スーツか部屋着が多いから」と言った。
なんだろう。モヤっとした。けれど、そんなことを追求している場合じゃない！
ちなみに今日の私は、デニムにスニーカー。両手を空けられるようにリュック。ロングコートに、なけなしの可愛さ成分を求めてふわふわのパープルピンクのニットを着ている。
何かあったときに動けるように万全の体制で臨んできました。
すぐに会計を済ませて私達は店を出た。それと同時にジミンはマスクとニット帽を装着し、私はキャップと大きめのメガネをかけた。
あまりにも厳戒態勢でちょっと笑いそうになったけど、真剣でもある。
JM「あ〜。あの。手を繋いで、いいですか」
差し出された手に、なんだかこちらまで照れてしまって赤くなる。
頷いてその手を取れば、ギュッと握られた。思わず顔を上げるとちょっと顔を赤くしながら微笑むジミンの顔があって、キュンキュンした。
目についたに雑貨屋さんに早速入った。私が色んなものに目移りしている間に、ジミンは当初の目的である食器を真剣に選んでいる。
こういうまじめなところ、好きだなぁ。
ジィっと見ていたら、眼が合ってジミンが照れ笑いをする。
この可愛いところも好きだなぁ。
ふと、近くの女性客二人がこちらをじっと見ていることに気づく。さりげなく耳を澄ませていると「似ている」とか「でも女連れだし」とか「声をかけてみよう」なんて言葉が聞こえてきた。
私は慌ててジミンの名前を呼びそうになり、もっと慌てて自分の口を押える。
「ね、ねぇ。ちょっとお店、出よう？」
小声でジミンに話しかけ、半ば無理やり引きずって店の外に出てそのまま早歩きでその場を離れた。
JM「どうしたの？」
「ごめん。ジミンのこと、ジミンだって疑ってるお客さんが居て」
ああ、と一瞬表情を歪ませるジミン。
「ほら、次のお店に行こう？」
ちょっと上目遣いでジミンの腕に自分の腕を絡ませて、小首を傾げてお願いすると、ジミンは真っ赤になって「う、うん」と答えた。
ちょっと待って。この人売れっ子アイドルなんだよね？
なんでこんなにピュアな反応なの？
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まぁちゃん(プロフ) - とても楽しく読ませてもらってます！更新頑張ってください！いたジミナの仕事がわかるのかな？知ったヌナはどんな反応するんだろうと、ワクワクしてます！更新頑張ってください！！ (2019年12月8日 21時) (
レス) id: c9fb7178cf (このIDを非表示/違反報告)
ぽち(プロフ) - 初コメ失礼します☆オススメから作品を拝見ささていただきました^ ^丁寧に お話が進んでいくのと��ヌナ設定��が とても好きです☆この先の展開が とっても楽しみです☆更新 頑張ってください(*^▽^*) (2019年12月1日 8時) (レス) id: f642a86e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつの | 作成日時：2019年11月19日 14時
