33-感染予防 ページ33
がチャリと玄関の開く音がして、私はキッチンでの作業を一度止めて、パタパタと駆け寄った。
『いらっしゃい！お疲れさま！』
JM『A。ただいま』
ジミンはニコニコしながら少し考える仕草をして、両手を広げた。
これは来いということかな、と様子を伺うと、『早く〜』と急かされたので思い切って胸に飛び込んだ。
JM『はぁ。Aヌナ、会いたかった』
ぎゅ〜っと抱きしめあって、えへへと笑い合う。
『お腹空いた？ちょっと待っててもうすぐできるから』
JM『手伝うよ』
『いいよ。ジミン、朝から仕事してから飛行機乗ってきたんでしょ？少しは休んで』
ちょっと申し訳なさそうに「ありがとう」を言って、ジミンは荷物を片付けるとソファに座った。
そして、ジーッとこちらを見つめてニコニコご機嫌だ。
『見られると、やりにくい』
JM『A、韓国語すごく上達したよね』
私の意見を丸無視したジミンの言葉に頬を膨らませて、『オジさんに教えてもらってるの』と答えた。
JM『あー。あの上司の人？』
『そう。元々、韓国語後ペラペラだし、部署自体が韓国向けの仕事をしている部署だから、オジさん、かなり韓国語で話してくるんだよね。彼氏が韓国人だって分かってからは特に』
JM『じゃあ毎日仕事でも韓国語漬け？』
『そう。まだゆっくり話してもらわないと聞き取れないけど』
JM『ありがとう』
『なんでお礼？』
JM『Aと話せて嬉しいから。ちょっと時間はかかるけど、僕も日本語勉強がんばる。あ、そうだ』
ジミンはスマホを取り出してお目当ての画面を開いた。そして調理中の私の目の前にかざす。
JM『一緒にショッピング、この日はどうかな？』
提示された日にちはひと月後の月曜日。休み難いけど、絶対に無理なわけじゃない。
『明日、オジさんから休みもぎ取ってくるね！』
JM『良かった。その前の金曜日から仕事で日本に来るから。来るのは遅くなるけど泊まってもいい？』
もちろん！と答えれば目を細くして喜ぶジミン。
JM『A、帽子って持ってる？』
『え？うん。1個くらいならあると思うけど』
JM『じゃあショッピングの日は帽子被ってきてね。できればマスクも』
意味が分からなくて瞬きを繰り返していると、ジミンがプッと笑って『念の為だから、あんまり気にしないで、でも約束してね』と言った。
JM『予防だと思って』
ん？風邪の？
『えっと、べつにいいけど』
でも何だろう。凄い違和感。
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まぁちゃん(プロフ) - とても楽しく読ませてもらってます！更新頑張ってください！いたジミナの仕事がわかるのかな？知ったヌナはどんな反応するんだろうと、ワクワクしてます！更新頑張ってください！！ (2019年12月8日 21時) (
レス) id: c9fb7178cf (このIDを非表示/違反報告)
ぽち(プロフ) - 初コメ失礼します☆オススメから作品を拝見ささていただきました^ ^丁寧に お話が進んでいくのと��ヌナ設定��が とても好きです☆この先の展開が とっても楽しみです☆更新 頑張ってください(*^▽^*) (2019年12月1日 8時) (レス) id: f642a86e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつの | 作成日時：2019年11月19日 14時
