32-譲歩なし ページ32
本当に泊まっては駄目か、と粘るジミンを玄関から追い出し、ソクジンさんとテヒョン君とは穏やかに挨拶して見送った。
本当はロビーのところまで見送ろうと思ってたのに、それは頑なに断られたので部屋の前まで。
皆が帰ってガランとするセミスイートルームに、ちょっとため息をついた。
とりあえず、ジミンの彼女としては及第点を頂いたらしく、彼らは終始笑顔だった。
ジミンが次の来日時に家に泊まるって話しても止められなかったし、よかった。
しかしイケメンだったな。ソクジンさんもだし、テヒョン君なんて彫刻かと思うほど整ってたし。前はマスクと帽子で目しか見えなかったけど、あれはすごいわ。
全員で7人で住んでるって言ってたけど、ひょっとして他もあのレベルじゃないでしょうね。
いや、流石にないか。
ピコン、とスマホが鳴った。
JM『今度は二人でゆっくり過ごそうね』
ニコニコご機嫌なスタンプも追加で送られてきた。
『あんまり嬉しくなると誰かさんは全部喋っちゃうからな〜二人きりじゃない方がいいんじゃない？またルームシェア仲間を連れておいでよ』
そう送れば今度は黄色の服を着た犬らしきキャラクターが号泣しているスタンプが送られてきた。
ちょっと可哀想かな。
『私が恥ずかしくなるようなことは人には言わないって約束してくれる？』
JM『する！』
即座に返ってきたことに苦笑しつつ、『それなら次は二人で映画でも借りて見ようか』と返信した。
今度は先程と同じ犬がハートをたくさん飛ばしているスタンプが届く。スタンプのチョイスが可愛いなぁ〜。
そういえば。食器買いに行きたいって話はずーっと先延ばしになっている。
ジミンが来るのは夜が殆どだし、偶に急に仕事が入ることもあるみたいだから、昼間にデートなんてできるか分からないけど。でも、ずっと家に籠もってるより牽制だし、思い出も増えるよね。
私自身インドア派だからあんまり気にしてなかったけど、たまにはお出かけデートもしたいかも。
『そのうち一緒におでかけしたいな』
JM『北海道とか？』
いや、いきなり遠方すぎます。
『都内でいいんだけど。東京！』
一瞬で既読にはなったけど、返事が来ない。どうしたのか気になりつつ、しばらく放っておくといつの間にか返事が来ていた。
JM『分かった！けど、僕のオフの日に合わせるとたぶん平日になっちゃうかも』
『事前に日程が分かれば有給休暇とるから！』
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まぁちゃん(プロフ) - とても楽しく読ませてもらってます！更新頑張ってください！いたジミナの仕事がわかるのかな？知ったヌナはどんな反応するんだろうと、ワクワクしてます！更新頑張ってください！！ (2019年12月8日 21時) (
レス) id: c9fb7178cf (このIDを非表示/違反報告)
ぽち(プロフ) - 初コメ失礼します☆オススメから作品を拝見ささていただきました^ ^丁寧に お話が進んでいくのと��ヌナ設定��が とても好きです☆この先の展開が とっても楽しみです☆更新 頑張ってください(*^▽^*) (2019年12月1日 8時) (レス) id: f642a86e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつの | 作成日時：2019年11月19日 14時
