4-お友達 ページ4
「お茶とホットミルクどっち？」
実物を見せながらどっちと問えば、意味は通じたようでミルクを指さした。
ソファを指さしたら、タオルを持ったまま素直に座ったので、ミルクの入ったマグカップを彼の目の前に、その向かいにお茶を置いて、彼の手元のタオルを回収した。
「ダンス、するのはいいけどタオルくらい用意しなよ。身体冷えちゃうから」
流石にこれは通じないと思ってアプリで韓国語に変換して見せると、彼は「おお！」と漸く私の言いたいことを理解してくれた。
JM「ヌナ、ありがとございます」
彼もアプリに何か打ち込み、画面を見せてきた。そこには「心配かけてごめんなさい。お姉さん、すごく優しい」と書かれていた。
照れる。
それから二人でホットミルクとお茶で温まった。
「あったかいね〜」
そう言って微笑めば、彼も穏やかに笑みを返してくれた。
「ねぇ。ジミン君って何歳？How old are you?」
JM「20」
だよねー、年下だよねー。
JM「ヌナは？」
「24。ジミンは大学生？日本には留学？観光？」
手早くアプリに打ち込んで見せれば、ジミンは首を横に振った。
JM「Business……あ！しごと！しごとです！」
「へえ？どんな仕事？」
JM「あ〜。あ、あ〜。ダンス？」
「ああ！だから公園で練習してたの？すっごい上手だよね！ついつい見ちゃってごめんね！毎回遠慮しなきゃと思ってはいるんだけと、なんか目が離せなくなるんだよね〜」
これまた通じなかったのでアプリに頼れば、ジミン君は照れながらお礼を言ってくれた。可愛い。
お酒も程よく入っているし、目の前にはキレイな男の子。
なんとなくニコニコ上機嫌でいると、ジミン君がポツリとつぶやいた。
JM「イエップダ」
「なあに？韓国語？」
完全に無意識だったらしく、ジミン君はそわそわしながら首を横に振り、顔を真っ赤にしていた。そして、しばらく俯いていたと思ったら今度は勢いよく顔を上げた。
JM「れんらくさきをおしえてください！」
その顔があまりにも赤いから、私はちょっと笑ってしまって、ジミン君に恨みがましい目で見られてまた笑った。
無事に連絡先を交換した私達は、ただの知り合いからメッセージアプリで平仮名だらけのメッセージを送り合う友人にランクアップしたのだった。
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まぁちゃん(プロフ) - とても楽しく読ませてもらってます！更新頑張ってください！いたジミナの仕事がわかるのかな？知ったヌナはどんな反応するんだろうと、ワクワクしてます！更新頑張ってください！！ (2019年12月8日 21時) (
レス) id: c9fb7178cf (このIDを非表示/違反報告)
ぽち(プロフ) - 初コメ失礼します☆オススメから作品を拝見ささていただきました^ ^丁寧に お話が進んでいくのと��ヌナ設定��が とても好きです☆この先の展開が とっても楽しみです☆更新 頑張ってください(*^▽^*) (2019年12月1日 8時) (レス) id: f642a86e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつの | 作成日時：2019年11月19日 14時
