26-慌ただしい朝 ページ26
ジリリリリと、スマホのアラームが鳴る。
時間を見るとまだ6時だ。良かった。1つ目のアラームで起きれた。
隣を見るとスヤスヤ眠る天使の寝顔。本当に肌がキレイ。つるつるモチモチ。食べちゃいたい。
名残惜しいけど、ジミンを眺めるのはおしまいにして、ベッドから抜け出る。
手早く着替えて化粧したところで、ジミンの今日の仕事は何時からなのかと思い至る。
ふと見ると、枕元でジミンのスマホが震えているのが見えた。そろ〜っと近づき画面を見ると、電話だった。
「じにひょん？合ってるかな」
画面に表示されるハングルを読んでみてもピンとこない。勝手に取るわけにはいかないけど、鳴らしたまま放置も不安になる。
そのうちスマホは鳴り止んで、ホッとしたのも束の間。また鳴り出す。表示名は先程と同じ「じにひょん」だ。
これ、もしかして急ぎ？
「ジミン、起きて！電話すごい鳴ってるよ！」
ジミンの身体を揺さぶっているの「う〜？」という反応があった。スマホを手に持たせてあげれば通話ボタンを押して「ヨボセヨ」と話しだした。
と思ったらそのまま瞼が閉じてスマホが手から落ちる。電話の向こうからジミンを呼ぶ声が聞こえる。
「ジミン？起きて！電話繋がってるよ！」
揺さぶるけれど起きない。
「ジミン？イロナ〜！！」
思い切って布団を捲ると、上半身裸のジミン氏が出てきて慌てて戻す。
「ジミン〜イロナ〜！起きないと〜」
何度か揺さぶると「A？」と起き上がってきた。
「電話！繋がってるよ！」
『え？わっ！ジニヒョン！ごめん！』
慌ててスマホを耳に当て、布団から立ち上がったジミン。上に服を着てほしい。目のやり場に困る。腹筋すごいし、腕の筋肉も意外とある。
いやいや、見過ぎだわ、私。そう思ってバスルームからガウンを持ってきた。
ガウンを、電話中のジミンに掛けて満足すると、彼がこっちを向いて小さく笑った。
落ち着かなくなってとりあえず仕事の用意をしていると、電話を終えたジミンが『おはよう』と声をかけてきた。
JM『このガウンなに？』
『裸じゃ恥ずかしくて』
JM『僕が？』
『私が、見るのが恥ずかしかったの』
JM『昨日散々見たのに』
からかうように笑う彼のお腹を「もうっ！」と叩いてもびくともしない。
急いで戻るという彼を見送って、私もロビーに向かった。今日の夜も会えるから、それに向けて私もお仕事がんばろう。
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まぁちゃん(プロフ) - とても楽しく読ませてもらってます！更新頑張ってください！いたジミナの仕事がわかるのかな？知ったヌナはどんな反応するんだろうと、ワクワクしてます！更新頑張ってください！！ (2019年12月8日 21時) (
レス) id: c9fb7178cf (このIDを非表示/違反報告)
ぽち(プロフ) - 初コメ失礼します☆オススメから作品を拝見ささていただきました^ ^丁寧に お話が進んでいくのと��ヌナ設定��が とても好きです☆この先の展開が とっても楽しみです☆更新 頑張ってください(*^▽^*) (2019年12月1日 8時) (レス) id: f642a86e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつの | 作成日時：2019年11月19日 14時
