1-出会い ページ1
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自社のビルから家までは徒歩10分。会社から近すぎて嫌にならないかとよく聞かれるけど、商業地区にあるから色々遊べて便利で、私は気に入っている。
会社から徒歩3分の小さな公園。夜になると人通りもないけど、比較的明るいしベンチも綺麗だから、近くのコンビニでチューハイ買ってそこで1人ほろ酔いになって帰宅するのも好きだった。静かな街を独占しているような、そんな気分になれるから。
24歳、新A。新は、アタラシって読む。初対面の人にはよくシンさんとかアラタさんって言われる。
ちょっと残念な生活をしている社会人だけど、私自身はこの生活が嫌いじゃなかった。
いつものように10時過ぎに会社を出る。正面玄関に鍵をかけ、鍵自体は無くさないように鞄にしまった。
コンビニでチューハイ買って公園に足を踏み入れようとすると、バサッとか、ダンッて音が聞こえる。暗いから顔は分からなかったけど、誰かが公園で踊っているのは見て取れた。
音楽も流さず、ひたすら動き回っている。
私はいつもの定位置のベンチが彼の死角にあることを確認し、ゆっくりそちらに移動して、座った。
ジャージらしきものを着て踊る彼の頭は夜闇の中、金髪に光っている。
怖いお兄ちゃんだったらどうしようかな〜と、のんびりチューハイ呑みながら鑑賞した。
時折見える横顔は真剣そのもので、いつしか飲み込まれるように彼を見ていた。
そして一瞬、彼がクルリと1回転したその時、彼とバッチリ目が合ってしまった。
驚いた表情をした彼はダンスを止めて、汗を拭いながらこちらをジッと見つめて警戒していた。
見る限り、まだ高校生か大学生くらいの少年だった。
「いや〜君、カッコイイね〜！ダンス上手だね！！」
一瞬、キョトンと目を丸くさせる彼に、私はうんうん、と肯いた。
「あ〜にほんご、わかりません」
なんと、異国の方だったらしい。
「そうなんだ〜。えーと、you are so cool!
あ、英語はいける？」
またも目を丸くした彼は、しばらくすると「ははっ！」と笑って「ありがとございます！」と日本語で言ってくれた。
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まぁちゃん(プロフ) - とても楽しく読ませてもらってます！更新頑張ってください！いたジミナの仕事がわかるのかな？知ったヌナはどんな反応するんだろうと、ワクワクしてます！更新頑張ってください！！ (2019年12月8日 21時) (
レス) id: c9fb7178cf (このIDを非表示/違反報告)
ぽち(プロフ) - 初コメ失礼します☆オススメから作品を拝見ささていただきました^ ^丁寧に お話が進んでいくのと��ヌナ設定��が とても好きです☆この先の展開が とっても楽しみです☆更新 頑張ってください(*^▽^*) (2019年12月1日 8時) (レス) id: f642a86e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつの | 作成日時：2019年11月19日 14時
