93sはいつも以心伝心 (ページ8)

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ねぼすけ双子を連れてページ8

-JN-

JN「やー、ヒョンは嬉しいよ！2人が一緒に釣りをしてくれて！」

『ふぁ〜〜ぁ』

YG「くわぁ〜。」

JN「あくびで返事しないでよ…」

ずっと前から93sの2人を釣りに誘って数年。ようやく今日全員揃って着いてきてくれました〜！理由はヒョンの誕生日だからって…くぅ〜！泣ける！！何やかんや言っても君たちはヒョンのことが好きなんだね！！

YG「…ほら、こっちこい。着くまで寝てな。」

『ん〜。』

朝起きてから船に乗ってもなお、目が全く開いてないAと開いてるのかわからないユンギ。今日も仲良く2人で寝てる。

JN「さ〜2人共、ポイントについたよ！Aは初めてだからインストラクターさんの話ちゃんと聞くんだよ？」

ユンギはさっさと準備を始めてる。前に着いてきてくれたことがあったからやり方はもうばっちりだね。

『あれ？これ引っ張られてる？
ヒョ、ヒョン！かかった！かかった！』

JN「本当？？」

初心者のAは電動リールタイプの釣り竿だから、かかったタイミングで自動巻き上げのスイッチを押す。魚影が水面で見えたら網で引き上げるから、既に網を持ってスタンバイしてる。その姿は少年のようにキラキラした目で海面を見つめてとっても可愛い。

JN「お？見えたよ！大きいんじゃない？」

『本当だ！上げれるかな？
よいしょっ…わあっ！？』

JN「っ！危ないっ！！」

網で魚を掬おうとした瞬間、船が波で傾いてバランスを崩したAが船から落ちそうになった。僕とインストラクターさんが急いで掴んだが、腕と顔はしぶきで濡れてしまったようだ。とりあえず大丈夫だったものの、危なかった。防寒着を着ているとはいえ真冬の海に完全に落ちてしまったら危険だ。

『ぷはっ！！』

JN「A！怪我はない？？早くタオルで拭かなきゃ！」

『さ、さむい…怖かったぁ…』

YG「大丈夫か！？」

相方の悲鳴に飛んできたユンギ。ちょっと涙目のAを見て、素早くタオルを手にして濡れたところを拭いてあげてる。

JN「ここじゃ冷えるから中に入ろう」

『うん、ヒョンありがとう』

JN「急に船が傾いたからね、怖かったね。」

珍しくぎゅっと抱きついてきたA。落ち着くまでそばにいてあげよう。

(『ヒョン、また釣りに行こうね』)
(JN「…いいの？怖くない？」)
(『ヒョンがいるから大丈夫！それにヒョンが楽しそうなんだもん』)
(YG「うん…俺も行く」)
(JN「やー、この子達は全く！可愛いな！」)