93sはいつも以心伝心 (ページ16)

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司「そんな二人が仲良くなったきっかけはあるんですか？」

『…あれはいつかな？2枚目のアルバムの準備してた時…？』

JN「うんうん、その頃だね。」

司「え！デビュー前じゃなくてですか！？」

『あはは、そうなんですよ。デビュー曲の活動時に私に対する反応があまり良くなくて。それは予想してたことだし、これから見返してやるって思って次のカムバックに向けて頑張っていろんなスキルを磨いてたんです。
でも、自分の練習をしながら弟たちがお兄ちゃん達に甘えているのを見て、「羨ましいな…」ってちょっとセンチメンタルな気分になっちゃって…。甘えられる人もいないしと…』

司「気分が落ちてるとそうなってしまいますよね。」

『本当にそうです。同い年のユンギとは気軽に喋れましたが、やっぱり年上に甘えるって難しくて。そもそも自分から甘えられるタイプじゃないんです。どう甘えていいかわからなくて、だからマンネ達がジンヒョンに甘えてるの見て「いいなぁ〜」ってポロッと言葉にしちゃって。笑』

司「あら！」

JN「僕もびっくりしましたよ。正直避けられてると思ってましたから、何に対していいなって言ったのかもわからないし、みんなも時が止まってましたね。」

『そうそう、皆んなが固まったのを見て「あ、私なんか言ったな」って恥ずかしくなって、そこから逃げるように練習室を飛び出しました。そしたら、ジンヒョンが追いかけてくれて』

JN「皆んなが、これを機会に一回ちゃんと話したら？って言ってくれて。気まずい関係なのはみんなも気づいてたので、ちょうどよかったですね。」

司「二人でどんな話をされたんでしょうか？」

JN「お互い、どう思ってるのか率直に話そうってなって、色々と心の内を曝け出しました。僕は初めての妹なのに弟として扱うべきか、妹として扱っていいのわからなくて話せなかったと。それに、他の子達みたいに話しかけてきたり、甘えてこなかったから避けられてると思ってんだけど、さっきの発言は何だったの？って」

『そこで私も、弟だけでも大変だろうから私は手がかからないようにしてたって伝えて。でもここ最近疲れたりちょっと落ち込んでたから、年上に甘えてる弟達が羨ましくて言葉が出ちゃったって』

JN「これを聞いて申し訳なかったです。嫌いで避けてたわけじゃないし、僕のこと考えて負担にならないようにしてくれてたのに僕が気付かず誤解してたから。」