熱帯魚の涙【TH】 (ページ44)

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目の前で美味しそうにプリンを食べるテヒョン

何だか子供みたいでクスッと笑ってしまう。

テヒョン「ねぇ！A！このプリンすっごく美味しい！
俺、来る時毎回食べるから取っててね！」

『ふふふ。了解。
あ、ソースこぼしてるよ。』

いひっと笑うテヒョンの口からカラメルがツーッと

溢れていたのでタオルで拭いてあげる。

テヒョン「えへへ、ありがとう。」

『テヒョンってマジで子供だね。

ねぇ、ハリン？』

ハリン「え？、、あぁ、そうだね。」

心なしかハリンの表情が曇って見えたが

気のせいだろうか。

テヒョン「まぁ、俺アイドルなんで。
そういうのも含めて可愛いでしょ？」

この屈託のない笑顔に多くのファンは魅了されているんだろうな。

そんなことを考えながらハリンにいつものアイスコーヒーを出す。

『はい、アイスコーヒー。
なんか話あるんだよね？
先に上に上がっていいよ？』

ハリン「うん、そうしようかな。
あ、シャワー借りていい？」

『どうぞ～～。
適当に使って！』

ハリン「サンキュー。

ではVさん、また今度の撮影の時に。」

ハリンはテヒョンに挨拶をすると

コーヒーを持って2階に上がっていった。

シャワーということは今日は泊まる気でいるな、、。

今日の夜をハリンと過ごせるとなると気分が上がる。

自然と笑みが溢れた。

テヒョン「じゃあ俺はもう帰ろうかな。
せっかく友達との時間だしね、、。」

そう呟くテヒョンはどこか悲しそうな表情をしていた。