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飲みに行くまでに、雑誌の撮影があったので
それに同行する



いつもと違い、フォーマルな格好で
大人っぽくキメるメンバーに
関心を通り越して感動する



いつもは無邪気な小森さんの
真面目で少し色っぽい表情に、速くなる鼓動




え、なんでドキドキしてんの、私




全員での撮影が終わると一目散に駆けてくる小森さん




隼「Aさん!Aさん!どうでした?!」



そこそこ有名になってしまっているらしい私は
哀れみの目と、微笑ましく小森さんを見る目が集中する




『……えっと、3割増くらいカッコ良かったですよ』




周りの"おぉっ"と驚く声とともに
みるみる口角が上がる小森さん



渋々褒めたのに、へへっ、といつもの
太陽みたいに笑う



隼「やった!ありがとうございます!
今日も好きですAさん!
ねぇ、玲於聞いた?!3割増だって!」



そう飛び跳ねて佐野さんに絡みに行った小森さんは
先程とは違い、急に子供っぽい



そして佐野さんに邪険に扱われてる……!




涼「……それって元は何割だったの?」



後からゆっくり来た片寄さんが
跳ねてる小森さんを見ながら問いかける




『……1……、くらいですかね』



裕「合計半分もいってへんやんw」



『まぁ、眼中になかったんで』



涼「それって今はあるってこと?」




適当に言った言葉を拾う辺り、さすがって感心する




『いえ、全く』




さらっと答えると、相変わらずケタケタ笑う



彼はどうやら氷の女王がツボらしい




涼「……ねぇ、俺にも笑ってよ」



『笑う時は笑います』



龍「俺は違う表情も見てみたいねんけどなー」



亜「なになに、どんな?」



いつの間にか集まってきた数原さん白濱さん



龍「ほら♡夜とか……♡」



亜「やだ♡龍友くん♡」



涼「でもどんななるか気になるなー」



数原さん、白濱さんは相変わらずだけど
最近隠そうともしなくなってきましたね、片寄さん




『人並みです』



しれっと答えるとやっぱり笑う片寄さんと
何故か盛り上がるその他(雑w)



『……聞いておきますね』



亜「え、誰に?w」



『彼に』



さらっと暴露すると目を丸くして固まる白濱さん



涼「ほんとにいたんだ、彼氏……」



亜「あんなにはしゃいでる隼凹むだろうなぁ……」



しみじみと見つめる先の小森さんは
何も知らないで無邪気にはしゃいでいる



ちくん、と胸が痛んだ気がした







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作者名:リナリア | 作成日時:2020年10月10日 10時

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