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亜「いやー、みんな酔っ払っちゃってさ、
隼お願いしてもいい?」




………なるほど、マネージャーって
そんな事までしなきゃいけないのか………


世のマネージャーさん達、お疲れ様(?)



『……分かりました、小森さん、起きてください』




隼「………Aさん、の、声がする」



『行きますよー』



腕を引き、無理矢理体を起こすと
ゆらゆらしながらへらへらしてる小森さんに
ちょっとイラッとする




とにかく抱えて、車まで引きずるように歩く




亜「すみません、お願いします!」



涼「Aさん、気を付けてねー」



ヒラヒラと緩く手を振る二人に、
会釈で返す。………ため息とともに




車を走らせること数十分



『小森さん、着きましたよー』



隼「……うーん………」



…………まぁこうなるよね、ずっと唸ってたもんね




仕方なく、おんぶでほぼ引きずるように、
というか半分引きずって運ぶ




駐車場から、マンション内に入ろうとした時



隼「うっ、………やばい……、」




その声とともに背中に伝う暖かいもの




『あー………やってくれましたね、』




おんぶでくっついているので
お互いにゲ(※自主規制)まみれになる




やっとのことで部屋につくと
とりあえずお風呂場へ連れていく



『服、脱がせますね』



隼「うー………すみません……」



脱がせて、蒸しタオルで拭いて、
うがいさせて水飲ませて………



あれこれとテキパキと済ませていく



『………自分の服も脱がないと………』




……これだけ泥酔してたら大丈夫だよね、




着ていた上下のセットアップの部屋着を脱ぐ
下に着ていたTシャツまで濡れているので仕方なくそれも脱ぐ



下着は……大丈夫そう



隼「………うわぁ!Aさん…?!」



『あ、起きちゃった』



ちょ、待ってて……!そう言ってよろよろしながら
寝室へ向かっていく



『……歩けるなら歩いてよね、』



何度目か分からない小さなため息を漏らし、
壁伝いに歩く小森さんの身体を支えた






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作者名:リナリア | 作成日時:2020年10月10日 10時

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