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隼side
目覚めるとガンガンと響くほどの頭痛
隼「……飲みすぎたなぁ……」
痛む頭を抑えながらゆっくりと
撮りためていたものを見始める
夜になっても二日酔いは良くなる兆しは見えない
それどころかどんどん酷くなる頭痛
寒気が出てきて気付いた
隼「………これ風邪じゃん」
薬飲んで寝とこう
そう思って布団には入るけど
寝すぎたせいか寝れない
ダメだ、どんどん酷くなる
隼「…明日、何時だっけ、」
文字を打とうにもだるすぎて無理
迷わずAさんに電話をかける
隼「……って23時じゃん、寝てるかな…」
と思った瞬間、通話画面に切り替わる
いつもの素っ気ない出だし
名前を呼んだだけで、
体調悪いのに気付くAさん
ちゃんと見てくれてることに嬉しくなる
すぐ来る、って…………え!
いや、夜中に女性の一人歩きは……
大丈夫です、って言おうとしたのに
もう切れてるし!
隼「どうしよう!片付け……」
とりあえず適当にやろう、とやり始めたら
具合悪いことを思い出し
へろへろとソファーに横になる
ものの10分でインターフォンが鳴る
近いのかな、そーいえばAさんのこと
なんにも知らない
玄関を開けてびっくり
いつも高い位置で括っている髪は下ろされていて
すっぴん?って聞きたくなるほど白くて綺麗な肌
いつもより少し幼くなった顔を見て、
また熱が上がった気がする
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作者名:リナリア | 作成日時:2020年10月10日 10時