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「…やっぱり、何としてでも居場所突き止めた方が…」







一体今日になって高地はこの言葉を何回口にしただろうか






その度、決まって大我の返事は否とするものだった













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大我へ



突然ごめんなさい

こんな形で伝える事になってしまいますが、許してください

私は、貴方のような素敵な方に嫁がせてもらえて本当に幸せでした

貴方の事が大切で仕方ない毎日でした

貴方を心から愛していました

貴方は何時でも優しくて、
私に沢山の愛情を注いでくれましたね

ありがとうございました

私はきっと貴方の事を忘れる事はありません

貴方と過ごした日々は私にとって、
かけがえの無いものなのです

どうか私を探さないでください

これが私からの最後のお願いです

さよなら、は言いません

それは今でも愛しているからです


では、お身体には気を付けてください




A
―――――










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大我は綺麗に折り畳まれた手紙を幾度となく読み返していた






――僕が捜査を命じなければ、貴女は幸せになれる






ならば、その幸せを願う事が僕が貴女に出来る最後の事なのだろう










滴る涙が、筆で書かれた文字を滲ませる







黒く滲み出した墨は、
まるで大我の心情を描くように広がっていった













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あい - このお話大好きです! (2022年10月2日 12時) (レス) id: 72d1a3d1f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リナリア | 作成日時:2022年7月31日 1時

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