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女の子が指した方角へ全力で走る
時々通る人が驚いたように見るのは
それだけ必死の形相をしているのだろう
でもそんなことお構い無しに走る
振り返ったAが驚いたあと、
俺の好きな優しい笑顔で笑ってくれるのを
頭に浮かべながら………
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夕陽に照らされたその愛しい後ろ姿を見つけるまでに
そう時間はいらなかった
「A!!!!!!」
腕を掴んで振り向いた君の姿があまりに懐かしくて、
いつの間にか俺は涙していた
ずっと求め続けた、自分の手の平から伝わる温もりに
俺は言葉さえも失った
『ほ、くと…?ホントに北斗……?』
俺を呼ぶ愛おしい声に、ただただ抱き締めた
このまま壊れてしまうんやないかと想うほどにきつくきつく…
二人が愛し合った夜から
百日という月日が流れようとしていた時だった
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あい - このお話大好きです! (2022年10月2日 12時) (レス) id: 72d1a3d1f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リナリア | 作成日時:2022年7月31日 1時