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「お嬢!今日は凄いお客さんが来てますよ!」







今日は朝っぱらからいつにも増して慎太郎がうるさい






起こしに来た時に1回、


朝食時に1回


廊下ですれ違った時に3回





……しつこいし、うるさい









でもそれまでは、
すごいお客さんが " 来るんですよ!" だった






今の慎太郎の発言は " 来てますよ!" に変わっていた






もう着いたってことなのかな






『だーかーら、誰?』






しつこい慎太郎に、半分投げやりで
渋々返事をすると、廊下に顔を出してる






「ほら、凄いお客さん!!」






" じゃーん! " なんて言いながら
横へ動く慎太郎






その後ろから出てきた人物は…………







「A!」






『え、』






満面の笑みで名前を呼んだその人は


久しぶりに会う、







『お姉ちゃん?!』








大好きな姉だった










『うわ…会いたかった…!!』







思わず飛び付いてそう言うと
優しく包み込んでくれて
懐かしい姉の香りに頬が緩む







「元気にしてたぁ?」






『うん、お姉ちゃんこそ…』







離れたお姉ちゃんはぐしゃぐしゃと私の頭を撫でる





少し雑だけど、その優しさのある力強さに
私の頬は緩みっぱなしだ






「私は元気!それより、
結婚決まりそうなんだってね!」







その言葉に緩んでたはずの頬が
ピクリと引き攣る






『あ、うん………そうみたい?』






曖昧にそう言うと、お姉ちゃんは
ケラケラ笑っている





「やっぱりー、こんなことだろうと思った!!」






さすがは姉、私が実感してない事もお見通しですか







「失礼しまーす、サヤカさん、旦那様がお呼びですー」






そう言いながら緩く入ってきたのは樹





「え、父上が……めんどくさー……」






お姉ちゃんは心底嫌そうにそう言うから
思わず笑いが零れる






『……また後で話そ!』






お姉ちゃんなら、分かるかな…

この前の…あの感覚











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あい - このお話大好きです! (2022年10月2日 12時) (レス) id: 72d1a3d1f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リナリア | 作成日時:2022年7月31日 1時

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