直筆《川村壱馬》 (ページ9)

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Kazuma side

店内に入って、席を取りまず飲み物を頼みに行く

『Aちゃん、何頼む？』

そういいながら、横をみるとん～‥と険しい顔で
悩んでるご様子

『何と、迷ってるん？』

「‥いちごとマンゴー」

甘党さんなんかなあ

「マンゴーにしようかな」

そういいながら、マンゴーパッションティーを1つと頼んだ
Aちゃんは、後ろを振り向いて俺に、壱馬くんは何飲む？と聞いた

『まだ、俺決まってへんから先にええよ』

そう言って隣のレジに並んでストロベリーフラペチーノを頼んだ

飲み物を受け取り、
席につき Aちゃんの前にストロベリーフラペチーノを出す

「え、っ‥これ、」

『俺、まだ口つけてへんけど1口飲む？めっちゃ迷ってたやんっき』

そういうと、申し訳なさそうに

「そんな、いいよ‥ 申し訳ないし、壱馬くん自分の好きなの頼んだ‥？」

と言った

『俺、甘党やし、いちご好きやからええよ』

はやくと、言わんばかりにストロベリーフラペチーノを
ゆらゆらさせてると

「‥ありがとう」

そういいながら、俺からそれを受け取りほんの少し飲んで
また、ふにゃぁと、笑った

「美味しい‥」

『ふふ、良かったな』

Aちゃんの顔を見るとなんだか心が暖かくなる気がする