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You side
机に広げられた、テキストを見ながら、
ふたりで、黙々と勉強をしていく
二人で、する教科を決めた時に 初めは、生物になった
私は、
ノートにまとめたものを見ながら、問題を解いていく
壱「‥なあ、ここ、こうなってる時 こっちは、どうなってるん?」
早速、かずまくんが ここ教えて〜と 言ってくれた
『えっとね』
ノートの空きのスペースに、図を書きながら、説明していく
壱「なるほど、めっちゃ分かりやすいな‥ありがとう」
かずまくんは、 驚いたようにいい、また
ノートに目を移した
長くて綺麗な睫毛に、少し丸っこい目
本当に、イケメンだと思う
というか、なんで、こんな微妙な私が
かずまくんと、勉強会なんて、開いてるんだろう
シャーペンを持ったまま、んー ‥と 悩んでいると
壱馬くんが、なになに、Aちゃんもわからへん事あるん?
と、顔を覗き込んでくる
『‥どうして、壱馬くんは、私と此処に居るのかなって』
どうしても気になるので、素直に聞いてみる
壱「え、え〜‥ せやなあ、Aちゃん話しやすいし‥?」
腕を組み、一生懸命 考えている壱馬くん
壱「俺、陰キャやしなあ 〜笑」
え、絶対嘘じゃん
『嘘じゃん‥』
壱「ほんまほんま!」
かずまくん、陰キャは 私なんかに話しかけてくれないよ‥?
そう思いつつも、かずまくんが、私のことを話しやすいと
言ってくれたのは、かなり嬉しい
壱「Aちゃんてさ、なんか 他の子と違う雰囲気あるから、その雰囲気にやられた?」
『ふふ、なんで、疑問形なの‥笑』
壱「よく分からへんけど、まあ、Aちゃんと、もっと仲良くなりたいなぁ〜なんて」
『‥私でよければ』
じゃあ、今日だけやなくて、また 勉強教えてな?
と、かずまくんは、とびっきりの笑顔で笑った
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作者名:うみみ | 作成日時:2021年8月8日 3時