Send your feelings (ページ6)

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約束ページ6

～your side～

何とか急いで鍵を借りたこと以外は特にハプニングはなかったし、優秀な後輩ちゃん達のお陰で部活はスムーズに終わらせることもできた。

「お疲れ様でしたー！」

最後の号令も終えて帰る支度をしていると、近くの玄関から慧人が出てきた。

慧「A～！おつかれ！帰ろっ！」

「ん、おつかれー。ちょい待ち～。」

私と慧人は結構仲は良い方。時間が合えば、学校に一緒に行くし、帰る時もある。

慧「ねーはやく～！！」

慧人がグイグイ腕を引っ張ってくる。

くそう。この甘えん坊め。いくら双子だとしてもほんとにお兄ちゃんかよ。

「慧人離れて。支度がより時間かかる。」

そう言って離そうとしても駄々をこねて離そうとしない。

部員1「あんたたちほんと仲いいよね。」

慧「でしょ！？」

「アハハ～～…。そうかなーーー。(棒)」

お願いだから私に振られたのを勝手に返さないでくれ。

その怒りも込めて慧人の足を意図的に踏む。するとすぐ

慧「いってぇ！！！」

と大きな声がグラウンドに響き渡る。

慧「A！なんでこんなことするの！？痛かったんだけどっ！」

「いや慧人のせいなんだけど。」

慧「えええええええ！？僕のせい！？」

「それ以外に何があるのよっ！？」

2人でギャーギャー言い合う。

でもこれは日常茶飯事な訳で周りはほんとに仲良しだとかにしか見られない。

大「お前らまたやってんのかよww」

大樹先生が笑いながら寄ってくる。

「笑い事じゃないですよー！今日だって～！」

大「はいはい。それから先はお家でやりなさい！もう外も暗くなってきたし。早く帰りなさい！」

慧「はーい！A支度終わった？」

「とっくに終わってる。早く帰ろ。じゃあ先生さよなら～。」

大「はい、さよならーーー。」

荷物を持って慧人と並んで歩く。

のんびり2人で歩きながら部活などのたわいもない話しをしていると、

？「慧人、A、おつかれ～。」

誰かに声をかけられた。

誰だろうと後ろを振り返ると、

え……？

なんで…？

ここにいるの………？

そこには夏喜くんがいた。