【呪術廻戦】巫女と呪術師と呪いの王 I (ページ27)

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・　　　you side ページ27

夏油「ありがとう、すごく嬉しいよ」

よかった、喜んでもらえたみたい…

あの後長い足でスタスタ歩いていってしまう五条くんに必死に
着いていって五条くんがおすすめしてくれたチョコレートを二箱買った

夏油くんは今日は教職の仕事みたいで

高専の職員室となっている部屋にいて

さっそくチョコの蓋を開けている

夏油「悟と、買い物に行ったのかい？」

A「え？よく分かったわね偶然会ってね教えてもらったの」

夏油「ふーん、」

どうしてわかったのだろう…

さすが親友と言うことかしら

五条「お疲れサマンサ！すぐるー、チョコちょうだーい」

昨日と変わっていつもと同じ目隠しをつけた五条くんが

職員室のドアを思いっきり開けて登場した

夏油「悟…これ、悟の好きなチョコじゃ無いか」

五条「別にいーでしょー、どうせ僕も食べるんだから」

あら、そうだったのね

夏油「ごめんね、A高かったんじゃないか？
　

　でも私もチョコは好きだから気にしなくていいよ」

A「いえいえ大丈夫よ、五条くんも私の封印を解いてくれたり
　
　私が過ごしやすいように手を回してくれたから
　

　 2人で美味しく食べて？」

…とと、

ﾄﾞｻｯ

……あれ、

チョコを分け合って仲睦まじく食べている2人を見届けて

今日の任務に向かおうと扉の方に向かおうとした時

突然の眩暈がして私はそのまま床に崩れ落ちてしまった

夏油「A？！大丈夫かい？！」

A「う、うん…大丈夫よ」

足がもつれたのかしら…

反転術式もあるし、疲れとかでは無いと思うのだけれど…

五条「………おい、」

A「なに？」

夏油くんの手を借りて立ち上がると五条くんが

チョコを頬張りながら私に声をかけた

五条「最近休んだのはいつ？」

A「休むって具体的にどういう…」

五条「寝たのはいつだって事」

A「封印を解かれてから一度も寝るという事をした事はないわ
　けど最近は呪霊も少ない時期だから、窓の仕事を手伝ってることが多いかも」

夏油「？！」

五条「……」

早く任務へ行かないと…

補助監督を待たせてしまう

A「ありがとう夏油くん、じゃあ私は任務があるから」