【呪術廻戦】巫女と呪術師と呪いの王 I (ページ26)

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・　　　五条side ページ26

五条「んで？何か買えたの？」

A「それがまだ…」

もうとっくに夕方の五時なんだけど…

半日まるまるここら辺にいて何も買えてないとかマジかー、

A「さっきの方がお店教えてくれるって言っていたのに…」

五条「いや、アレ普通にナンパだから
　店教える気ないやつだから」

A「な、ナンパ…？？」

伝わんねーのかよ

せっかくのオフなのにこいつに付き添って潰れるとか嫌だから

断ったのに、フラッと立ち寄った渋谷で偶然Aを見つけるとか…

しばらく見てたらナンパに会うわ

着いて行こうとするわ…

傑がコイツの面倒見てる理由がわかる気がするわ…

なんか危なっかしい

呪術師としては頼れることこのうえないけどね

実際僕の今日のオフはAのおかげであるような物だし

五条「…何を傑にあげたいの」

A「口直しになるような物をと…」

あぁ、呪霊玉のやつか…

しょうがない、僕の用事はもう済んだし

これ以上何かトラブルがあっても困るからな

五条「なら、一口サイズのチョコとかどう？」

A「私もそれがいいかなと思っていたのよ！」

どうせ傑は僕にも分けてくれるから、

僕の好きな物でもいいよねー、

ちょうど渋谷のアラン・デュカスのチョコ食べたかったんだー

五条「ほら、早く行くよ」

A「え！連れて行ってくれるの？」

五条「どーせ、道なんて分からないでしょ」

A「ありがとう！とても助かるわ」

感謝された、、

コイツ本当警戒心とか無いんだ

しかも毎日働き詰めらしいのに目の下にクマ一つ無いし

反転術式最強かよ

「え？！なになに何かの撮影？！」
「美男美女！」
「2人とも足長っ！！」
「恋人かな？！」

うわー、目立つー、
今日は僕目隠しじゃなくてサングラスだから目立つし

AもAで黒いスーツを着てるだけなのに

どっかのハリウッドスターみたいな存在感がある
つーか、後ろに薔薇が見える

顔がいいのは認める

A「ふふふ、」

五条「なに」

A「五条くん美男子だから注目されてるなーって」

五条「…俺だけじゃねーだろ」
A「？」