【呪術廻戦】巫女と呪術師と呪いの王 I

・　　　宿儺side ページ22

…なんだ？


俺はどうやら気を失っていたらしい…
やっぱりあの女に何か、、







A「あ！良かった…貴方以外と頑丈なんですね」

宿儺「何をした」










俺は布団をかけられていた









A「貴方が勝手に接物したのでしょう？」

宿儺「何を怒っている、俺とできるなんて光栄に思え」












それにしても何故俺は倒れたんだ？
Aと接物した時の力の抜ける感覚はなんなんだ？












A「私の呪力のせいよ」

宿儺「？今俺は声に出してないはずだが」

A「…私は生まれつき、反転術式を常に発動しているの」











反転術式の常時発動？
ほぉ、面白い










A「面白く無いわよ…ほら、この通り傷もすぐに治る」












Aは短刀を取り出し自分の手のひらを切った

赤い血が流れたが、すぐに傷が癒えた












宿儺「Aお前、面白い体になってるな」

A「だから面白く無いって…

　 それと、貴方の傷を治したのは接物により、対象の傷、
　 怪我を治すことができるからなの」


















反転術式でも稀だが…なるほどなぁ
反転術式だけなら、俺よりも強いかもしれんな









宿儺「それで？俺が気を失ったのはなんだ？」

A「接物で傷を治す…けれどその代わり対象の呪力も吸い取ってしまう
　 呪力を持ってない人からは、生命力を取ってしまうの」
　









なるほどな

俺は先刻の六眼との戯れで呪力を消費し呪力が底をついていた
だから接物した時に生命力を取られ気を失ったか








宿儺「…ｸｸｸ、愉快な話よ
　 この俺が女ごときに力を奪われ気絶とは！」







いいものを見つけたぞ
コイツは俺に並ぶ呪術師になる





A「あと、口と口での接物は他の部位でするよりも力を吸い取りやすい

　 加えて、口と口でした場合に限り対象の過去と感じる感情を認識できる」

宿儺「……」











もう一度接物してやろうか今より濃いやつを









A「…変態」

宿儺「ﾊﾊ､本当のようだな愉快愉快
　 お前にだけは許そう」

A「何で上からなのよ」










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宿儺「だから俺の感情や過去は今もアイツに筒抜けと言うことだ」

虎杖「はぁー、お前にまさかそんな話が聞けるとは」








あの長髪とAと別れたあと、過去の話をコイツに話した










虎杖「まさか全部話してくれるとは」

宿儺「お前がうるさいからだ」

虎杖「照れんなよ」

宿儺「殺す」

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