・ 夏油side ページ19
A「別に私と同じような考えじゃなくていいの
ただ、貴方は…夏油くんはもう少し自分を大切に
自分と向き合った方がいいよ」
何だ…私の思い違いか…
封印から解かれた彼女は呪術師になって、窓の手伝いもして
可哀想だと心の中では思っていた
けれど彼女は…Aは呪術師の中で、
この世界の中で1番自由な人なんだ
夏油「そうだね…うん、ありがとう
考えてみるよ、私のこと」
彼女みたいに千年生きるなんてことはないし、
この先も彼女と同じような長く途方もない人生を生きるわけでもない
…だからこそ、私は私を大事にしないといけないのか
短い私の人生、少しでも死ぬ時にいい人生だったと
少しでも後悔のないように
夏油「ありがとう、A
君はやっぱり優しい人だよ」
A「優しくないわ、夏油くんの方こそ人に優しすぎる
だからこそ、自分のことも優しくしてあげて」
あぁ、私はもう彼女には敵わないんだろうな…
さっきよりも少し、飲んでいるコーヒーが美味しく感じた
A「…それでね、夏油くんここからが本題なんだけど」
本題…?
夏油「何だい?」
A「その…この四角の物の使い方を教えてくれないかな、、、、」
そう言って彼女が私に出したものは、
夏油「…それが本題?」
A「…そうよ」
スマホだった
夏油「………、」
A「あ、あのね…
伊地知くんにレンラク、?がすぐできると言われて
渡されたんだけれど…全く使い方がわからなくて
な、なんか動くし音もして…
この中には呪霊でも入っているの?」
・
夏油「あっはははは!!!」
A「なっ!笑い事じゃ!」
だめだな、私は
彼女も特級術師でも特級呪霊なんかでもなくて
ただの千年前の普通の女の子なんだ
夏油「……ッ!w」
A「わ!笑いすぎよ!!」
夏油「A、」
A「…何よ」
夏油「これからも、よろしくね」
A「いきなりね…ええ、こちらこそ
…それとこれの開け方も教えてくれる?」
夏油「缶コーヒーも開けられないのかw君、1人でどうやって過ごしているのw」
A「…気合い」
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、 - ×悠二 ◯悠仁 (9月30日 8時) (レス) id: 2c5ae15ef0 (このIDを非表示/違反報告)
みろく(プロフ) - 翡翠 冬花さん» 教えてくれてありがとうございます!!! (9月28日 15時) (レス) id: 087f908815 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 冬花(プロフ) - オリlフラ付いたままですよ! (9月28日 14時) (レス) id: b2b1031b4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジン | 作成日時:2023年9月25日 16時