・ 夏油side ページ18
夏油「後悔？」
A「そう、後悔
私はみんなから巫女なんて呼ばれて
優しい人とか、神に愛された人なんて呼ばれていたけど
神なんて信じていないし、
別に優しくなんてない
普通に、嫌いな人もいるし
口も悪くなる時もある普通の人間なの」
彼女が口が悪くなっているところなんて想像つかないけどな…
A「まぁ、普段は自重しているつもりだよ」
夏油「…！？」
ほ、本当に私のことが筒抜けらしいな…
驚いているとAはだから言ったでしょと言ってクスクスと笑った
A「…だけどね、もし私がこの力を隠して誰も助けずに普通に過ごしていたらね
絶対に後悔するのよ」
夏油「罪悪感…？」
確かに、罪悪感はあるのかもしれない
A「私が助けたらまだ生きていたのかもしれない…
そんなことが何回も何回も続くなんて
私は嫌、ただでさえ私は人よりも寿命が長いのに」
長い人生、彼女からしたらそれは途方もないものになるな
A「死ねるものなら私は今すぐにでも死にたい
せっかく私が生贄になって大災害を終わらせたのに結局、
私が守った家族も、友達も……、もういないのだから
けど、もう死ぬのは諦めたわ」
夏油「え？」
いきなり彼女は立ち上がって腕を持ち上げグッと背を伸ばした
A「社会はこうあるべきとかそんなのは関係ない
私はしたいことをする、私が後悔しないために非術師を助ける
存在価値だとか、術師の意味だとかそんなものはないのよ
生まれた意味なんて存在しないのよ
せっかく人間として生まれたのよ？生まれた時から
するべきこととか決まられてたまるかって話
どう生きれば自分の人生がかけがえのないものになるのか
それだけのことなのよ
呪力を持ったから、特級だからって善人である必要はないの」
そう言って、私を見つめる彼女の瞳は
ただ私をひたすらに見つめていて
彼女の…Aの言葉で体が軽くなった気がした
自分のため…か、、、
星漿体の任務が終わった時、私は何のためにこんなことを
なんて考えていたな…
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、 - ×悠二 ◯悠仁 (9月30日 8時) (
レス) id: 2c5ae15ef0 (このIDを非表示/違反報告)
みろく(プロフ) - 翡翠 冬花さん» 教えてくれてありがとうございます！！！ (9月28日 15時) (レス) id: 087f908815 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 冬花(プロフ) - オリlフラ付いたままですよ！ (9月28日 14時) (レス) id: b2b1031b4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジン | 作成日時：2023年9月25日 16時
