婚約者 you side ページ8
ー時は千年前、災害の起こる少し前に遡るー
？「A！！」
神社の周りを巫女の姿をしたAが箒で掃除をしている
そこに1人の青年が声をかけた
A「おはよう、今日は私に何を恵んでくれるのかしら？」
Aもその青年に笑顔を向けている
その２人は他から見れば、初々しい恋人のように見えていた
？「今日はAもびっくりすると思うよ」
その青年の手にあったものは黄金色の勾玉だった
A「わあ、、すごく綺麗ねコレ」
Aはその勾玉の綺麗さに心を奪われる
？「やっぱり、Aは高価な着物や小道具よりもこういうものの方が喜んでくれるね」
A「だって興味ないのだから仕方ないでしょう？」
そう言って2人をお互いの顔を見て笑い合っていた
「おやおや、また恋仲同士がイチャついておるわ」
2人の隣を通りすがりの村の住人が冷かした
？「やだなあ、恋仲じゃなくなったんですよおばさん」
「なんだい、お前さんとうとう振られたのか」
？「婚約者！！！振られてなんかない！！！！」
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どうしてだろう、顔も、その時の記憶も全部思い出せたのに
あの人の名前だけが思い出せない…
彼は…彼の名前は……
夏油「A？大丈夫かい？」
五条「な、泣いてる…？」
2人の声に思考が途切れた
A「失礼ね、五条くんそんなに泣き虫じゃないわよ私は」
五条「は〜ぁ？さっきまで大号泣だったくせにぃ」
夏油「それで、その石はなんなんだい？」
いくら箱の中にあったとはいえ、1000年も経ってしまえば
流石に退化してしまうわよね…
あの日もらった時の綺麗な輝きはもうなかったけれど
これは間違いなくあの時のもの
A「これは勾玉よ、人間だった頃、婚約者からもらったの」
大切に首につけていたのだけれど確か、気づいた時にはちぎれて無くしてしまったのよね…
もしかしたら、彼が見つけてくれたのかもしれないわね
夏油「……え？」
五条「え、は？A、今なんて？」
なぜか私の顔を見て目を見開いている2人
何にそんなに驚いているのかしら
A「勾玉よ？知らない？」
五条「その次に言ったこと！！」
急に、大声を出した五条くん
夏油くんは何故か固まってしまっている
A「…婚約者から貰った……？？」
‘
夏油、五条「「婚約者ぁ！？！？！！？！！？」」
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バナナプリン - すッッッゴイ設定好きです！！✨🍌🍮呪霊に呪われてるっていうのも良いし、キャラとの関わりも良いし、すごく好きな作品です！！ジンとの絡みとかも楽しみにしてます！！ (11月13日 0時) (
レス) @page4 id: 2d27e83292 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みろく | 作成日時：2023年10月13日 14時
