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手紙 you side ページ7

夏油くんが怒っている感情が直接伝わってきた

もちろん、恨んでいないとは言えない
実際、今も少しあの日のことを恨んでいるし怒ってもいる



けど、私のために怒っている夏油くんを見てその感情は無くなった




夏油くんと五条くんが私の表情を窺ってる





家入ちゃんはこの前この2人のことをクズだと言っていたけれど
肝心な時はちゃんと優しいのよね、この2人








A「ここだけの話だけどね?最初私を生贄にしたらどうかって

  話が出た時私、いっそのこと宿儺に

  村の人たち全員殺してもらおうかって

  考えちゃうくらいみんなの事恨んだのよ」








この話は誰にもしてない
もちろん、村の人になんてしてないし


宿儺にすらも言ってない







五条「そりゃそーなるよねぇ、」

夏油「今まで助けてた人達にそういう風に
 
  裏切られたら誰でもそう思うよ
  ましてや、その時代には呪いの王で

  喜んで人を殺す両面宿儺もいたんだからね」






2人とも私の言ったことに驚きもしないで聞いてくれる



つくづく、この人たちに出会えてよかったと思う






A「でもね、そんな考えすぐに消えたわ

  私がもし、この村の誰かと立場が一緒で誰かが私の立場になっていたら


  私も同じようにその人を生贄にっていうかもしれないって思ったの」







生まれたばかりの子供もいたし、


夢を追いかけてる人もいた




みんなこれからの人生があった







A「この手紙、みんなのその先の未来が書いてあったの

 
  妊娠してた人はその後、3人も子供が産まれていたし


  私が助けた片足の子供も大人になって結婚していたみたい



  他にもたくさんみんなのことが書いてくれていた
  それだけで私は生贄になってよかったなんて今は思っているわ」






私はもうそれだけで充分








五条「ったく、Aは本当にお人好しだよ
  吐き気がするくらいにね」

夏油「まぁ、それがAのいいところでもあるけれどね」







2人はやれやれと同じような顔をしていた






箱を眺めていると、厚さの割に底が浅いことに気づいた






A「…これ、底が二重になっているのね」
夏油「あ、本当だね」
五条「何か入ってたりして」





五条くんの一言で少し気になり、そこを取ってみると
案の定、もう一通の手紙




それと、もう一つの物を見て





私は忘れていた大昔の記憶を思い出した

婚約者 you side→←・   夏油 side



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設定タグ:夏油傑 , 五条悟 , 両面宿儺   
作品ジャンル:アニメ
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バナナプリン - すッッッゴイ設定好きです!!✨🍌🍮呪霊に呪われてるっていうのも良いし、キャラとの関わりも良いし、すごく好きな作品です!!ジンとの絡みとかも楽しみにしてます!! (11月13日 0時) (レス) @page4 id: 2d27e83292 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みろく | 作成日時:2023年10月13日 14時

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