嵐の前の静けさ you side ページ2
夜蛾「A、お前の封印されていた三重の御神木が跡形もなく枯れていたと報告が上がった」
A「…え?」
あの、千年以上も生きていた御神木が?
しかもあれには私の呪力も宿っていた筈だから、
そう簡単に枯れる物じゃないはず……
A「…それもしも、呪霊や、呪詛師が原因だとしたら
とても厄介なものが生まれてしまっているのでは」
私の呪力が呪霊に吸収されたとしたら
その呪霊は特級レベルにと跳ね上がることになる…
下手したらそれ以上の呪力を持ってしまったのかもしれない
夜蛾「まぁ、今のところ未登録の呪霊や呪詛師を発見したという報告は受けていない
たが、もしもの時は頼んだぞA」
A「分かりました、迷惑はかけないようにします」
そうして、校長室を後にしふらっと外のベンチに立ち寄った
A「誰が一体御神木を枯らしたというの……?」
嫌な予感がする…
もし、その枯らした犯人と鉢合わせたとき、
私はそいつに勝てるのかしら
A「五条くんや、夏油くんなら…」
いやダメね、私の呪力が御神木に残ってたせいで起きた事
あの子達にそんな迷惑かけられるわけがないわ
……それにもし誰か1人でも死んでしまうことがあったなら_______
A「…はぁ、」
五条「なになにー?溜め息って幸せ逃げるらしいヨ?」
相変わらずの長い足に綺麗な顔を目隠しで隠した五条くんが
学校の窓から顔を出して私の方に話しかけていた
彼は昨日まで海外に行っていたみたいで、
会うのは2週間ぶり…かしら
A「出張お疲れ様五条くん」
五条「ありがとー、Aもお疲れサマンサ」
ベンチの隣にあった、自販機からおしるこを買って
五条くんに渡す
もういつの間にか寒さを感じ始めて
うるさかった蝉もいなくなってきた
五条「ありがとー、それで?なんのため息だったの?」
おしるこを飲みながら彼は私に聞いてきた
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バナナプリン - すッッッゴイ設定好きです!!✨🍌🍮呪霊に呪われてるっていうのも良いし、キャラとの関わりも良いし、すごく好きな作品です!!ジンとの絡みとかも楽しみにしてます!! (11月13日 0時) (レス) @page4 id: 2d27e83292 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みろく | 作成日時:2023年10月13日 14時