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車に着いたけど鍵を持ってないから、近くの段差に座り込む。
近くにいすぎて忘れかけてたけど、廉ってアイドルなんだなー…。
廉だけじゃない、紫耀も海ちゃんも岸くんも玄樹もじんもみんな。
さっきの女の子たちにとっては、この一瞬が一生ものの宝物になるんだろうな。
ふと、さっき撮った写真を眺める。
こんな近い距離にいる廉が少しだけ遠く感じた。
近くにいることに慣れるってちょっと怖い。
『はあー…』
廉「なにため息なんかついてんねん？」
顔を上げると、廉が立ってた。
『ついてないよ笑』
廉「とりあえず車乗ろや」
助手席に乗り込む。
そもそも、ただのファンだった私が助手席に座ってるのだってよく考えればありえないことだ。
『いつもあんなに話しかけられるの？』
廉「まーバレる時はバレるなー」
『そうなんだ』
廉「もしかして、ヤキモチ焼いてんの？」
「…え？」
ヤキモチ…？え、このモヤモヤってヤキモチなの？
廉「否定しないんや笑」
…私ヤキモチ焼いてたの？
気づかなかった自分が恥ずかしくなってくる。
『いや、ヤキモチっていうか…あのー…』
すると廉が真剣な目で私を見る。
廉「遠い存在とか思うかもしれないけど、俺はAの近くにいる。いつでも頼って欲しいし、寂しい思いはさせない」
私の中のモヤモヤを全部吸い取ってくれるみたいで、溢れそうな涙を堪えた。
『…ありがとう』
私の頭を優しくポンポンってしてくれた廉の手が優しくて、少しドキッとした。
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車の中で、私は途中寄ったコンビニで買ったお菓子を食べてる。
廉「俺も食べたいそれー」
『いいよ〜はい』
廉「いや、運転中やから無理やねんー」
そう言いながら口を開けて待ってる廉。
『…はいはい』
廉の口まで持っていくと、お菓子を持つ指ごとパクッと食べられた。
『ちょっと！それ違う！お菓子じゃない！』
廉「え、あ、ごめん」
もぐもぐしてからまた口を開けて待ってる。
今度は少し端を持って口まで持っていくと、またもや私の指は廉の口の中へ。
『…わざとでしょ…！？』
廉「はは笑 バレた？」
こんなくだらないことを永遠と繰り返して、家に着いた。
廉「もう家かー。またあとで連絡するわ」
『うん、ありがとう。楽しかった！』
廉「俺も！…じゃあおやすみ」
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Kishiティアラ - 岸くん希望です♪ (2020年3月16日 12時) (
レス) id: 1314a44ccf (このIDを非表示/違反報告)
キリン(プロフ) - シンデレラガールさん» ありがとうございます！なるべく間を開けないように更新頑張るので、これからもよろしくお願い致します！ (2019年3月27日 2時) (レス) id: ade1832552 (このIDを非表示/違反報告)
シンデレラガール - とっても面白いです！いつも更新楽しみにしてます。これからも応援してます！ (2019年3月24日 17時) (レス) id: 9c89617329 (このIDを非表示/違反報告)
キリン(プロフ) - れくさん» ありがとうございます！嬉しいです(泣) 更新遅いこともありますが、最後までお付き合い頂けると嬉しいです！ (2019年3月22日 21時) (レス) id: ade1832552 (このIDを非表示/違反報告)
ゆったん(プロフ) - れんくん希望です！ (2019年3月20日 21時) (レス) id: f06a2cc6b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キリン | 作成日時：2019年2月11日 14時
