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…今日私、最後まで心臓持つのかな…。
海人「Aちゃーん、ちょっとこっち来て〜」
『…今度は何？』
海人「じっとしててね」
海ちゃんにふわっと抱きしめられる。
力強いのに、割れ物を扱うかのように優しく。
しばらく沈黙が続いた。
……ん？
『海ちゃん…これ、海ちゃんからだと私のこと見えないよね？』
海人「登場人物の気持ちを知ることも大事でしょ」
気持ちって…。
好きでもない人を抱きしめてもわからないと思うけどな…。
海人「じゃあ次〜」
手を引っ張られてソファーに座らせられる。
海人「俺にこのお菓子食べさせて！」
「あーん」て口を開けてる海ちゃんを見てたらなんか可愛く思えてきちゃって、買ってきたチョコを食べさせる。
海人「ん！おいしい！」
『あー手に溶けちゃった…ティッシュどこ？』
海人「俺が綺麗にする」
海ちゃんが私の手を取って、そのまま私の手についたチョコを舐め取った。
『…！？！？！？』
海人「Aちゃん顔真っ赤〜！」
『海ちゃんこれ漫画関係ないでしょ…！』
海人「あ、バレた？」
『もう協力してあげないー』
海人「えー！ごめん！
…でも待って、Aちゃん俺にキスしたよね？」
『……覚えてないけど、それはごめん…』
海人「じゃあお詫びってことで！ね！？お願い！
あとちょっとだから！」
『それ言われたら断れないよー…』
海人「じゃあ次で最後！」
…あの目だ。吸い込まれそうになる、あの目。
海人「最後は、キスシーン」
『え…？』
海人「目、つぶって？」
『いや、ちょっと、待って？』
海人「待たない」
海ちゃんの顔がどんどん近づいてくる。
覚悟を決めて、ぎゅっと目をつぶった。
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唇に柔らかい感触。
心臓がドキドキして破裂しそうになって、私の頭は何かを考える余裕もなかった。
唇からゆっくり感触がなくなっていって、目を開けると、今まで見たこともないくらい大人な顔をした海ちゃんがいた。
そのままゆっくり私を押し倒す。
海ちゃんが私の首に顔をうずめて来たところでやっと声を出せた。
『ちょっと…海ちゃん！』
海ちゃんが私から離れて、目が合う。
海人「…なーんてね！びっくりした？
キスもしてないよ、あれ俺の指！笑」
『もうびっくりさせないでよ…』
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Kishiティアラ - 岸くん希望です♪ (2020年3月16日 12時) (
レス) id: 1314a44ccf (このIDを非表示/違反報告)
キリン(プロフ) - シンデレラガールさん» ありがとうございます！なるべく間を開けないように更新頑張るので、これからもよろしくお願い致します！ (2019年3月27日 2時) (レス) id: ade1832552 (このIDを非表示/違反報告)
シンデレラガール - とっても面白いです！いつも更新楽しみにしてます。これからも応援してます！ (2019年3月24日 17時) (レス) id: 9c89617329 (このIDを非表示/違反報告)
キリン(プロフ) - れくさん» ありがとうございます！嬉しいです(泣) 更新遅いこともありますが、最後までお付き合い頂けると嬉しいです！ (2019年3月22日 21時) (レス) id: ade1832552 (このIDを非表示/違反報告)
ゆったん(プロフ) - れんくん希望です！ (2019年3月20日 21時) (レス) id: f06a2cc6b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キリン | 作成日時：2019年2月11日 14時
