89 永瀬side ページ45
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紫耀を助手席に乗せて、車を出す。
「頑張りすぎやねん、紫耀は」
紫耀「でも…今頑張らなきゃ」
「でももっと周り頼ってもええんちゃう？」
紫耀「…はは笑 それAにも言われた」
紫耀がここまで体調崩すのは珍しい。
最近テレビとか映画とか大変やったから、その疲れが出たんかな。
紫耀「でも俺昨日のこととかよく覚えてなくて…この状況でAに会ったら俺何するかわからない…。
だからちょっと今の自分が怖い…」
こんなこと俺に言うなんて、今まではなかった。
今は俺がいないと、紫耀がAに何するかわからん。
紫耀を送ったらAもそのまま家まで送ろう。
多分こう言ってることも風邪が治ったら忘れてるんやろな。
…今なら聞いてもええよな…？
「紫耀は……Aのこと好きなん？」
目をつぶってぐったりしたまま紫耀の口が開く。
紫耀「…好き……なんかな」
ここまで聞いたあとで、今色々聞くのはフェアやないって思ったからこれ以上は聞かなかった。
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病院で診察が終わって、紫耀は点滴してもらうことになった。
俺の携帯の音が鳴る。
電話をかけてきたのは俺のマネージャー。
紫耀「電話、出てきていいよ」
「ごめんな、ちょっと出てくるわ」
外に出て電話に出る。
「もしもし」
マネ「休みのところすいません！
今週の日程のことで確認したいことがあって…」
「あー…でも今俺外に出てて…」
マネ「あ！そうでしたか、すいません急に！
ちょっと時間なくて…あとでまた連絡ください！」
電話を切ってから紫耀のところに戻る。
「マネージャーやった」
紫耀「え…大丈夫だった？」
「なんかスケジュールのことで聞きたいって言われたけど、外出てる言うたらまたあとで連絡くださいって」
紫耀「俺まだ時間かかるし、タクシーで帰れるから廉は早く帰って電話してあげて？」
「いやでも…」
紫耀「休みの日に電話かけてくるなんて、急ぎだったんじゃないの？俺は大丈夫だから」
「…わかった。ありがとうな」
紫耀「いや、俺こそありがとう」
ベッドに寝ている紫耀を後にして、俺は家に向かった。
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この時俺は、さっき紫耀が、
“この状況でAに会ったら俺何するかわからない”
って言ってたことを忘れてしまっていた________。
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Kishiティアラ - 岸くん希望です♪ (2020年3月16日 12時) (
レス) id: 1314a44ccf (このIDを非表示/違反報告)
キリン(プロフ) - シンデレラガールさん» ありがとうございます！なるべく間を開けないように更新頑張るので、これからもよろしくお願い致します！ (2019年3月27日 2時) (レス) id: ade1832552 (このIDを非表示/違反報告)
シンデレラガール - とっても面白いです！いつも更新楽しみにしてます。これからも応援してます！ (2019年3月24日 17時) (レス) id: 9c89617329 (このIDを非表示/違反報告)
キリン(プロフ) - れくさん» ありがとうございます！嬉しいです(泣) 更新遅いこともありますが、最後までお付き合い頂けると嬉しいです！ (2019年3月22日 21時) (レス) id: ade1832552 (このIDを非表示/違反報告)
ゆったん(プロフ) - れんくん希望です！ (2019年3月20日 21時) (レス) id: f06a2cc6b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キリン | 作成日時：2019年2月11日 14時
