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車を降りて、入場口に向かう。
『どういうこと！？』
紫耀「このチケットカップル限定で、期限迫ってたから」
『…はい？』
自然と紫耀に手を繋がれる。しかも恋人繋ぎ。
紫耀「俺たち今日はカップルだから。デート」
『いやいやいやいや』
いくらなんでもまずくない！？バレたら大変なのに…。
紫耀「顔に心配って書いてあるよ笑
大丈夫、俺全然バレないから！マスクも帽子もしてるし！」
少年みたいなキラッキラの目で言われたら、今更戻るなんて言えなくて、そのままデート続行。
繋がれた手から紫耀の体温全部奪ってるんじゃないかってくらい体が火照る。
紫耀は普通に楽しんでるから、私と手を繋ぐことくらいなんとも思ってないんだろうなって思ったら、胸がチクッとした。
私たちはまずジェットコースターに乗った。
それから、メリーゴーランド、コーヒーカップって片っ端からどんどん乗った。
『やばい楽しすぎる〜』
紫耀「俺も久しぶりにこんな遊んだわ〜」
乗り物を降りるごとに、手を差し出してくるから、本物の王子に見えてくる。
…今日だけ、今だけ。
お化け屋敷だけは、紫耀は私にくっつきっぱなしで、男女の立場逆転してたけど笑
『お化け屋敷苦手なんだね笑』
紫耀「これだけは本当に無理」
ご飯を食べて少し休んでから買い物に向かう。
それぞれ友達とか自分に買ってから、最後に観覧車に乗ることに。
『…なんか静かだね観覧車って』
紫耀「思ったより狭いんだよね」
『花のち晴れでもあったね、こういうシーン』
紫耀「弄んでんのはお前だろ、ってやつね笑」
『そうそう！かっこよかったなーあれ』
紫耀「…そっち行っていい？」
私の隣に紫耀が座る。
観覧車ってこんなに近かったっけ…。
『なんか、近いね』
紫耀「…俺たちカップルだから」
はたから見たら、カップルに見えてるのかな。
…そうだったら、嬉しいな。
紫耀「写真撮ろ！記念に！」
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写真を撮って、観覧車が1周終わって私たちは手を繋いだまま降りた。
そのまま帰る流れで出口に向かう。
出口から出る手前で紫耀の足が止まる。
紫耀「…ここから出たらデートは終わり。
カップルも終了」
『…そうだね』
ふと紫耀が近づいてきたと思ったら、目の前に紫耀の顔があって、次の瞬間、唇に柔らかい感触がした。
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凛音 - うぅぅぅ…！！夢主ちゃんと同じ立場になりたい…！！キリン様！このお話大好きです！ (2023年1月1日 22時) (
レス) @page34 id: 940717e19b (このIDを非表示/違反報告)
キリン(プロフ) - #じゃがりこさん» ありがとうございます！なかなか話がまとまらない感じですが、これからも読んでいただけると嬉しいです(泣) (2019年3月30日 15時) (レス) id: ade1832552 (このIDを非表示/違反報告)
#じゃがりこ - すごくこのお話キュンキュンして大好きです！キリンさんの他の作品も読んでみようと思います！ (2019年3月29日 0時) (レス) id: 7a7d599785 (このIDを非表示/違反報告)
キリン(プロフ) - 美空さん» ありがとうございます！嬉しいです！新作も構成を練っているので楽しみに待っていてください◎ (2019年1月29日 13時) (レス) id: af9f956275 (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 面白かったです！キンプリのことをよくわかってないので占いツクールで面白い話を読むことが出来てうれしい。作者さん面白い話を読むので新作楽しみです。 (2019年1月27日 10時) (レス) id: f4898dbd5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キリン | 作成日時：2019年1月19日 22時
