オタクがトリップした世界の日常

＊ ページ48

「じゃあ質問２！いつ彼女の事を好きになった？」






鏡花「私が逮捕されたとき、無人機で……もう光で生きるのを諦めたとき、Aは私に言ってくれたの

光で生きて良いって、闇の花でも光で咲いて良いって……

私はその言葉がきっかけで無人機をそのまま【白鯨(ﾓﾋﾞｰ・ﾃﾞｨｯｸ)】にぶつけることが出来た……

Aは私にとって大切で大好きな恩人なの」







ナオミ「まぁ……そうでしたの」









「ｸﾞｽｯ……良がっだねぇ！良がっだねぇ！泉鏡花ぢゃん……し、終了〜…ｸﾞｽｯ」








……神、号泣である←









〜神が泣き止むまで少々お待ちください〜









.









〜５分後〜






「……はい！お待たせしました！」








そんな神の声が流れてくるスピーカーに向かって乱歩さんが一言








乱歩「進行する立場であるアナウンスが泣くとか初めて見たよ」









「う”」←ｸﾞｻｯ









その一言は神に深く深く突き刺さったと言う←









「……はい！次は、谷崎ナオミちゃん！」








乱歩(持ち直したか)








ナオミ「私ですわね！」









「質問１！彼女の事をどう思ってる？」








ナオミ「それはもちろん大好きです！私のお姉様になってほしい位に……」







ﾁﾗｯ









谷崎「ナオミ、何でそこで僕を見るの？」








谷崎に向けられるナオミの目が何かを求めるように見えたのは神の気のせいだろう←








「質問２！いつ彼女の事を好きになった？」







ナオミ「私が敦さんとAさんの入社試験で兄様の人質になったとき、堂々として私を助けようとしてくれる姿がとても素敵に思えたんです……

そして同じ職場で働くうちに私のお姉さまになってくれたらどんなに良いだろう……と考えるようになったんですわ」ﾆｺ








「なんか所々気になるところはあったけど
ありがとう！谷崎ナオミちゃん終了！」








ナオミ「あら？もう終わりですの？」







Aさんのことならまだまだ話せますのに……と聞こえたのは僕の気のせいだ、と神はついに現実逃避を始めた←







「はい、次！ナオミちゃんに期待されてるね！谷崎潤一郎くん！！」








谷崎「は、はい！」








「質問１！彼女の事をどう思ってる？」







谷崎「えっと……その…あの、す……好きです//」








顔を赤くして好きだと言う姿は何処かの白虎に似ている、と神は思ったのだった

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