【文スト】オタクがトリップしたらチートで愛されました

異能力４１ ページ46

？？「___遅いぞ探偵社」





乱歩「あれ？きみ誰？安井さんは？」






箕浦「俺は箕浦、安井の後任だ。本件はうちの課が仕切ることになった、よって貴様と探偵社はもう不要だ」





箕浦さんは警察手帳を見せながら私達に言う






乱歩「馬鹿だなぁ、この世の難事件は須らく
名探偵の仕切りに決まっているだろう？」






まったくもってその通り！






箕浦「今日は探偵など頼らない
殺されたのは＿＿＿俺の部下だからな」






乱歩さんはさっきの無邪気な顔から一転して
神妙な顔になった





……カッコいい






すると、杉本くんがバサッとシートを捲った






乱歩「ご婦人か……A大丈夫？気分悪くなってない？」






『はい、大丈夫です。ありがとうございます』






乱歩さんは黙祷すると同時に私の心配もしてくれた。優しいねぇ





でも、敦くんのほうが大丈夫そうじゃないよね
口元抑えてるし






『敦くんは大丈夫？無理しない方がいいよ』







敦「う、うん」






ほんとかなぁ……







杉本「今朝、川を流れているところを発見されました……」





箕浦「胸部を銃で３発。殺害現場も時刻も不明、弾丸すら発見できていない」






乱歩「犯人の目星は？」






箕浦「判らん。職場での様を見ていた限りでは特定の交際相手もいなかったようだ」






『それって……』






乱歩「『なんにもわかってないって言わない？／言いません？』」







私と乱歩さんは少し挑発するような笑みで箕浦さんに言った







箕浦「だからこそ、素人上がりの探偵になど任せられん」





「おーいっ！」





「網に何か掛かったぞ！」






見ると、鑑識さん達がざわめき始めていた






敦「なんです？あれ」





杉本「証拠が川に流れてないか、川に網をはって調べているのですが……」





「人だ！」





「人が掛かっているぞ！」







私は知っているのでため息をつきながらスタスタと網の前まで行く





『何やってるんですか？太宰さん』







太宰「やぁ！Aちゃん！」







この無駄な元気さが少しムカつく……いやぁ、慣れってこわいねぇ！






敦「だ、太宰さん？？」






太宰「敦くんも居たのかい！此は奇遇だねぇ」






敦「また、入水自 殺ですか？」






ほら、後輩にもあきれられてるよ？





太宰「いやぁ、一人で自 殺なんてもう古いよ
敦くん。私は確信した！やはり死ぬのなら美女との心中に限る！」

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