【文スト】オタクがトリップしたらチートで愛されました

異能力２７ ページ32

国木田「お前という奴はいつもいつも、なお彼女の手を借りるまでもないわ！俺のゴツイ指でお前の頸を締めてやる！」





と、国木田さんは太宰さんに掴みかった





【社の看板を汚している二人の先輩探偵社員。】





敦「はぁ…そういえばお二人は探偵社に入る前はなにをしていたのですか？」





その問いに国木田さんと太宰さんが振り返る






敦「あ…特に意味はないんですけど…」







太宰「当ててごらん」






敦「え？」






太宰「なにね、定番のゲェムなのだよ。新入りは先輩の前の職業をあてるのさ、探偵修行の一貫でもある」






『つまり、私もですね』






知ってるけど…






敦「んー…谷崎さんとナオミさんは…学生さん？」






谷崎「お、当たった 凄い」






ナオミ「どうしてお分かりに？」






敦「ナオミさんはバイトだって聞いてましたし、制服姿からみて現役の学生さんかなって
谷崎さんのほうは…歳が近そうだし勘です」






太宰「正直でよろしい、じゃあ次はAちゃん 国木田くんは？」






国木田「ﾌﾞｯ」







国木田さん、突然だったからって珈琲吹き出さないでください…






国木田「お、俺の前職などどうでもいい！」





これ、答えちゃっていいかな？







『数学の教師』







太宰「凄い 正解だ！ちなみに何で？」






『日頃、理想を掲げてますしこんなにきっちりしてる人なので教師かなって、教科は勘です』







嘘です、元々アニメ見て知りました！






ー 国木田「ここはXの累乗を使うに決まっているだろう！」








敦「何か物凄く納得…」









国木田「昔の話だ、思い出したくもない」







太宰「じゃ、私は？」





敦「太宰さん？」





太宰「そう、私」





敦「太宰さんは…太宰さんは…ん〜駄目だ全く想像がつかない」





想像つくわけないよ






国木田「無駄だ小僧。武装探偵社の七不思議の１つなのだこいつの前職は」





他の６つが気になる






谷崎「確か最初に当てた人に賞金が出るんですよね？」







敦「_賞金！？」







敦くん、目の色が変わった





太宰「そうなのだよ。誰も当てられなくて賞金が膨れ上がってる」





敦「膨れ上がった…賞金！！ち、ちなみにその膨れ上がった賞金というのは、いかほどですか？」






太宰「総額七十万」





すると、敦くんがおもいっきり席から立ち上がる






敦「七！十！万！」






い、勢いが凄い







【現在、無一文の男___目の前の賞金七十万に__燃える。】

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