【文スト】オタクがトリップしたらチートで愛されました

異能力２９ ページ34

国木田「依頼か？」






谷崎「はい、依頼人の方は既に事務所の方に」






太宰「さぁ、仕事の時間だ 私の過去の職業の
詳細はまた次の機会に」





___________
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谷崎「えっと、調査の御依頼だと伺って下りますが？いったいどのようなご用件でしょうか_」





皆さん、わかっている人もいることでしょうが目の前にひぐっちゃんが居られます

…髪を下ろして





めっっちゃ可愛い！！いつも纏めてる髪を下ろしてるとかヤバイ！






そんなことを考えていると太宰さんがひぐっちゃんを口説き始めた






太宰「美しい。睡蓮の花のごとき果敢なく、
そして可憐なお嬢さんだ。
どうか私と心中していただけ__」






ｽﾊﾟｧｧｧｧﾝ






樋口「…え？」






国木田「あー、お騒がせしました。気になさらずに、今のは忘れて続けてください」





すると、太宰さんは国木田さんに隣室に連れていかれた







国木田さん、容赦なしに太宰さん殴ったな…
めちゃくちゃいい音したもん。






ちなみに今私フード被ってて顔は見えない。
だって私、これでもポートマフィアに追われてるし、ひぐっちゃんマフィアだしね







あと、何かさっきの部屋からヤバめの音がしてるんだけど……






樋口「それで、依頼のお話なんですが」






谷崎「…あ…はい」






な、何事もなかったかの様に話始めたよこの子…








樋口「実は我が社のビルヂングの裏手に、最近善からぬ輩が屯している様なのです」






谷崎「善からぬ輩とは？」






樋口「襤褸を纏った連中のようです。中には聞きなれない異国の言葉を話す者も居るとか…」







国木田「そいつは、密輸業者の類いだろう」






あ、終わったんだ。太宰さん大丈夫かな？






国木田「軍警がいくら取り締まっても、フナムシのように沸いてくる。港湾都市の宿業だな」





樋口「ええ、無法の輩という証拠さえあれば
軍警に掛け合えます、ですから__」






国木田「現場を張って証拠を掴め、か……小僧
小娘。」








国木田さんは私たちを横目で見た








敦「『え？』」






国木田「お前らが行け」






敦「『ええぇー！？』」






国木田「ただ見張るだけの簡単な仕事だ
それに密輸業者は大抵、逃げ足だけが取り柄の無害な連中だ。お前らの初仕事にはちょうどいい」







敦「でも…」








国木田「谷崎、一緒に行ってやれ」







ナオミ「兄様とAさんが行くならナオミも
ついて行きますわー」

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