個性Ｌv７２０ ページ14
緑谷side
『ごめん、ありがとう…失敗しちゃった』
緑谷「……いや、別に、そんな…それより……」
『……』
.
バシッ
『！』
緑谷「ひょっとして、士傑の人ですか？」
『えっ？』
僕は、ポインターに当てようとボールを持っていた彼女の手を払って言葉を続ける
緑谷「貴女は他人に囲まれた時…危ない目にあっても個性発動の素振りすらなかったし、Aは個性を無効化されていないのに真っ逆さまに地面へ落ちるようなミスをするとは考えにくい
それにAは…無策のまま僕に声をかけて、二次被害を招くようなことは絶対しない」
ヒーローは遅れてやってくる、なんてこと…絶対にAしないんだ
僕の憧れた…心優しいヒーローは…
だから、あなたは
緑谷「あなたは、僕の
『……気づいて助けたってことは、逆に利用しようとしたの？」
Aの顔がどろりと原型を無くすように溶け始める。やっぱり違った…
緑谷「そこまで頭回ってません…でも良かった結果的に…Aじゃないなら…尚更自分で落下に対処出来ないから…あのまま落っこちてたら確実に背中を痛めてた」
ケミィ「_…！ なるほど…それが君の理由なんだね。もっと教えて欲しいな君のこと」
…っ、試験の後じゃ…ダメなのか！？
ケミィ「君は誰でもたすけるの？きょうかいは？何を持って線を引く？」
彼女はボトボトとAを偽るためにまとっていたと思われる成分を落としてこちらに勢いよく向かってくる…って、
緑谷「いや服は！？なんで裸！！着て下さい！」
ケミィ「やることやったらね！」
緑谷「！」
ひっかき！？なんだよもうこの人！！
予測のつかない動きをするこの人にどう対抗しようか考えていたその時
ＳＷＩＳＨ
ケミィ「！…もぉ」
３本のテープが僕のこの人の間を横切った
瀬呂「緑谷 何この羨ましい状況！」
緑谷「瀬呂くん！あらゆる意味でナイス！」
瀬呂「麗日！」
瀬呂くんの呼ぶ声と共に士傑の人に向かって麗日さんが飛びかかった
麗日「反応凄」
ケミィ「いいトコたったけど…残念、本当に…本当に…！」
彼女は猫のような身のこなしをしながら後ろへ飛びず去っていく
ケミィ「もっと話したかった。でもこれじゃあもう無理ね…残念だ。でも私も会いたくなってきちゃった…君がとっても信頼してて本当に大好きな…Aちゃんに」
緑谷「っ！」
そんな言葉を残して彼女は今度こそ完全に姿を消した…不思議で変な人だったな
個性Ｌv７２１【１年Ａ組】→←個性Ｌv７１９【這い寄る士傑高校】
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saki(プロフ) - 初コメ失礼します！この作品が本当に大好きです！！応援してます！ (12月14日 20時) (
レス) @page20 id: 54d37be4b1 (このIDを非表示/違反報告)
らむね。(プロフ) - 初コメ失礼します。更新待ってます。 (11月13日 12時) (レス) id: 9ebe3c60fa (このIDを非表示/違反報告)
ｷﾉｺ - 初コメ失礼します！主様のこの作品が大好きです！更新してくださると嬉しいです 応援してます！ (7月22日 16時) (レス) id: 583efe9204 (このIDを非表示/違反報告)
すずな - 初コメ失礼致します！ この作品は最初で最高（私的）です！！ずっと応援してます！ (7月22日 0時) (レス) @page20 id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - 初コメです！この作品本当に大好きです！！今，夢主の絵を描いているのですが，どうやって送るのかがわかりません…。知っていたらぜひ教えてください！更新楽しみにしてます！ (6月17日 12時) (レス) id: d0775f3fa6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レッドウルフ
| 作成日時：2022年5月22日 13時
